Counterpoint SA-20モデファイ日記(5)2014年07月31日 20時55分37秒

ロシア製テフロンコンは素直で癖がなく、どこにつかっても失敗することはない。Salas ReflektorのZobelにはもってこいのコンデンサである。
その後、オイルコンが素晴らしいとの噂を聞き、試しにロシア製のペーパーオイルコンを買ってみることにした。聞いてみると、人間の感性に寄り添うような音色がするではないか。非常に気に入った。ところが入手したものは、耐圧がせいぜい250Vまでしかなく、使う場所が限られてしまっていた。

そこで、Analog親爺様のブログに触発されて、WEST CAPを試すことにした。Analogおやじ様の推奨はCP09A1であるが、今回入手できたのはCP05A1。どこが違うのかは私にはわからない。

早速、ラインアンプのB電源に入れてみた。実は、同時に複数の箇所を変更してしまったので、評価は保留しているが、音色が良い方向に変化しているようだとの感触はある。

もう一個同じものを所有しているので、SA-20の改修が落ち着いた時点でこちらのB電源部に投入し、そこでじっくり評価する予定。

Counterpoint SA-20モデファイ日記(6)2014年07月31日 21時13分33秒

SA-20は基板がおおらかに設計されていてスペースに余裕があり、加えて銀フラッシュで仕上げられたパターンが太いので、手を加えやすい。

そこでデフォルトの抵抗を外し、Vishay VARに交換してみた。手持ちの数値は限られている。初段のカソード抵抗は680Ωであるのだが、これを1Kにしたところ、みごとに音が悪くなった。初段のカソード抵抗の値は、かなりシビアに音に影響する。1Kを並列にして500Ωにしようかとも考えたが、思い直した。YAM560Ωに入れ替えた。写真は入れ替える前の状態。

プレート負荷抵抗は100Kである。これはVARの手持ちがあった。しかし、計算してみると最大定格ギリギリである。幸い熱はパターンに逃げているらしく、温度を測定してもそれほど熱くなってはいないようだ。でもこれは明らかにルールに反する使い方なので、ここもAnalogおやじ様にならって DALEのNS-10にする予定。

抵抗を入れ替えた効果は、予想通り。一段と音楽が楽しくなった。

Counterpoint SA-20モデファイ日記(7)2014年07月31日 21時34分42秒

Mullardじるしの6DJ8のノイズがひどいので、--もっともこれは真空管のせいではなく、もともと6DJ8はローノイズ仕様ではないことが原因--、ローノイズ仕様の6922もしくはE88CCを手当することにした。SOVTEKの6922が手元にあるのだが、さすがにこれではSA-20の良さを生かし切れない。

調べてみるとE88CC/6922についてはいろいろな情報が掲載されている。そのなかでもSIEMENSに高い評価が集まっていると受け取った。そこで購入となるのだが、市場には玉石混淆いろいろなものが出回っている。いったいどれが良いのか、素人に判断は難しい。同じメーカーで作られたのにOEMブランドであるとか、年代によって、あるいは工場によって音が違うとか。。もはや骨董鑑定人の世界である。

こうなると、ちょっと高くても信用あるお店や個人からかうのがもっとも安全ということになる。
今回は、eBayに出品しているドイツの方から購入した。中古ではあるが、もちろん測定試験済みである。

今夕届いたばかりで、ただいまエージング中。まだ高い方にスペクトルが寄っていて硬い音ではあるが、たとえばワーグナーの実況録音盤をかけてみると、序曲演奏中に客席で聴衆が歩きまわる靴の音がリアルに聞こえてきて驚いた。今後どう変わっていくのだろうか。

暑さの中の自転車通勤2014年07月31日 21時51分40秒

7月28日の休日、前日の疲れが残っていてとても長距離を走る気力がなかった。終日家の中に閉じこもっていた。

当地もこの季節連日最高気温が30度を超えている。朝夕の自転車も汗だくである。ジャージを毎日洗濯しておかないと、とても臭くて着られたものではない。

暑さは、当然パフォーマンスに影響する。無理をすると後で疲労が重なり、燃え尽き症候群になることも何度か経験した。おまけに大量に汗をかくと鉄分も失われ、知らない間に貧血になるリスクが高くなる。鉄剤サプリをきちんと飲むことも忘れてはならない。

寒い時は早く暑くならないものかと思い、暑くなると早く涼しくならないものかと残念に思う。まことに勝手なものである。