テフロンコンデンサのエージングはまだ続く ― 2013年08月02日 22時52分40秒
ラインアンプの入力コンデンサをテフロンコンに入れ替えてからかれこれ3週間が経過しようとしている。その間ずっと通電してきたので、エージング時間はおよそ500時間に達する。
テフロンコンデンサのエージングは500時間要するというのが、これまでの定見だった。しかし今回はどうもこの経験則は当てはまりそうにない。
まだ不十分なのだ。特にこの1週間はひどかった。音に癖があり、聴いていられない。10分でスイッチを切ったこともある。音楽が嫌いになりそうになったほどだ。
いまはだいぶこなれてきて、細かな音が出るようにはなった。
しかし、中音から低音がまだまだ薄い。音圧もまだ低い。なので感動も薄い。こんなはずはない。後数週間はエージングが必要なようだ。体積が大きい分、エージングにも時間がかかるのだろうか。
とは言え、薄皮をはぐように毎日変化は感じ取れる。昨日より今日。今日よりも明日。一歩一歩熟成を重ねていく。
テフロンコンデンサのエージングは500時間要するというのが、これまでの定見だった。しかし今回はどうもこの経験則は当てはまりそうにない。
まだ不十分なのだ。特にこの1週間はひどかった。音に癖があり、聴いていられない。10分でスイッチを切ったこともある。音楽が嫌いになりそうになったほどだ。
いまはだいぶこなれてきて、細かな音が出るようにはなった。
しかし、中音から低音がまだまだ薄い。音圧もまだ低い。なので感動も薄い。こんなはずはない。後数週間はエージングが必要なようだ。体積が大きい分、エージングにも時間がかかるのだろうか。
とは言え、薄皮をはぐように毎日変化は感じ取れる。昨日より今日。今日よりも明日。一歩一歩熟成を重ねていく。
中山峠 登って降りてまた登り ― 2013年08月05日 21時33分42秒
土曜日のお昼はいろいろ仕事が立て込んで、満足に食事ができなかった。そのぶん夕食で腹を満たした。ロードバイクでは、前日の食事の質がパーフォーマンスに大きな影響を与えることが経験的にわかっていた。なので、今日の走りがどうなるのか少し不安があった。
朝方は快晴。日差しは強いが風は涼しく感じられる。北海道らしい夏だ。ただし風は強い。5m/s以上はあっただろう。BORAのホイールが揺すられる感触がある。ほとんど向かい風状態で、しんどい場面も。
目的地は中山峠。これを超えて、喜茂別側にいったん降りて、また札幌方面に戻って登り直すという設定。
定山渓にあるチェーン着脱場でバナナを補給していたら、おそらく開発局の方と思うのだが、自転車のそばに寄ってきて、にこにこしながら「いいフレームですね」と声をかけてきた。最後には「がんばってください」と激励をしてくださった。なにげないこのような会話が気持ちを奮い立たせる。自分のやっていることがだれかを勇気づけていると思うと、なんとなく心が晴れやかになる。
中山峠でもう一度バナナを補給。すぐに下りへ。喜茂別市街にあるコンビニ駐車場でカロリーメイトを補給。すぐに帰路へ。
がんがんペダルを回す気持ちにならないので、淡々と登っていく。結局これが功を奏して、いつもは峠手前1.5Kmあたりにあるトンネル手前の急坂で売り切れ状態になるのだが、今回は足は残っていた。
峠のトイレで用を足し、出発。水は完全にゼロ。どこかで補給しないと家にはたどり着けないだろう。豊滝にある道路情報館によって自動販売機で水を買う。水は命に関わる。
ということで所要時間はおよそ6時間30分。サイコンは電池切れで役立たず。でもそれがよかった。いかにふだんサイコンばかり見て、周りを見ていなかったのかわかった。タイムを気にすることなくマイペースで走ることの開放感を味わった。
補給をこまめにしたせいなのか、ハンガーノックは避けられた。走り始め体が重く感じたのだが、徐々に調子が出ていった。なので土曜日の食事の影響もそれほど感じないで済んだ。
朝方は快晴。日差しは強いが風は涼しく感じられる。北海道らしい夏だ。ただし風は強い。5m/s以上はあっただろう。BORAのホイールが揺すられる感触がある。ほとんど向かい風状態で、しんどい場面も。
目的地は中山峠。これを超えて、喜茂別側にいったん降りて、また札幌方面に戻って登り直すという設定。
定山渓にあるチェーン着脱場でバナナを補給していたら、おそらく開発局の方と思うのだが、自転車のそばに寄ってきて、にこにこしながら「いいフレームですね」と声をかけてきた。最後には「がんばってください」と激励をしてくださった。なにげないこのような会話が気持ちを奮い立たせる。自分のやっていることがだれかを勇気づけていると思うと、なんとなく心が晴れやかになる。
中山峠でもう一度バナナを補給。すぐに下りへ。喜茂別市街にあるコンビニ駐車場でカロリーメイトを補給。すぐに帰路へ。
がんがんペダルを回す気持ちにならないので、淡々と登っていく。結局これが功を奏して、いつもは峠手前1.5Kmあたりにあるトンネル手前の急坂で売り切れ状態になるのだが、今回は足は残っていた。
峠のトイレで用を足し、出発。水は完全にゼロ。どこかで補給しないと家にはたどり着けないだろう。豊滝にある道路情報館によって自動販売機で水を買う。水は命に関わる。
ということで所要時間はおよそ6時間30分。サイコンは電池切れで役立たず。でもそれがよかった。いかにふだんサイコンばかり見て、周りを見ていなかったのかわかった。タイムを気にすることなくマイペースで走ることの開放感を味わった。
補給をこまめにしたせいなのか、ハンガーノックは避けられた。走り始め体が重く感じたのだが、徐々に調子が出ていった。なので土曜日の食事の影響もそれほど感じないで済んだ。
12SN7 ラインアンプの構想 シャーシー編 ― 2013年08月17日 11時02分53秒

次のラインアンプを構想中。使う真空管は12SN7。当初は6SN7を考えたのだが、評価が高いものは高価で私には手が出ない。ヒーター電圧が12.6Vの12SN7ならばなんとかなる。なのでこれにした。
問題はシャーシーだ。これまでタカチの出来合いのケースしか頭に思い浮かばなかった。しかし、いろいろな方々の作例を拝見していると、世の中には様々なアイデアがあることに気がついた。その中でも特に木枠にアルミの板を載せたアンプに引かれた。思い切って今回この方法に挑戦することにした。
木枠は某オークションで入手。すばらしい作りに満足。残る課題はアルミ板の加工。板厚は3mm。若いときなら力技でねじ伏せたが、今なら自信がない。もしできたとしても汚いものになることは必然。
そこで今回はアルミ加工を外注することに決めた。しかし、どうしたらよいのかまったく経験なし。こんなとき、ネットはすばらしい。個人の小さな注文でも受け付けてくれる加工屋さんがあったのはありがたい。見つけたのは、
日本プレート精工株式会社(NPS)さん。
素人が書いた図面をおそるおそる送って、見積もりをお願いしたら、すぐに快く返事をいただいた。料金もリーズナブル。迷いなく発注。
と、快調な滑り出しだったのだが、あるとき大変なことに気がついた。外形寸法を間違ったまま図面を書き、そのことに気がつかないまま送ってしまっていたのだ。木枠の大きさを自分できちんと確認しなかった私のミス。
あわてて図面を書き直し、平謝りで仕様変更を依頼。幸い、作業に取りかかる前だったので間に合ったのだが、こんなトンデモ客の私にも親切に対応をいただいた。この場をお借りしてお礼を申し上げたい。
写真は出来上がってきたアルミシャーシ。さすがに美しい。一回手順がわかってしまうと、もう自分で加工する気にならない。この出来上がりのすばらしさは魅力である。美しければ愛着もわく。これが大切だ。
ところで、図面はどうやって書いたか。もう手書きの時代ではない。フリーのCADソフトが簡単に手に入る。今回はDraftSightを選択。マニュアルがなくても、いじっているうちにコツがつかめる。書き直しも簡単だった。
余談になるが、ある事情からSketchUpを使う機会があった。建物を立体的に図面に描くソフト。これはおもしろかった。一昔前なら大型コンピュータでなければできないような作業が簡単にできてしまう。
今回のラインアンプの立体図面も描いてみた。真空管やトランスのモデルも公開されていたので助かった。真空管アンプでは、トランスと真空管の配置をどうするか悩ましくも楽しい作業がある。これがあると、出来上がりイメージをすぐに確認でき、ありがたい。
問題はシャーシーだ。これまでタカチの出来合いのケースしか頭に思い浮かばなかった。しかし、いろいろな方々の作例を拝見していると、世の中には様々なアイデアがあることに気がついた。その中でも特に木枠にアルミの板を載せたアンプに引かれた。思い切って今回この方法に挑戦することにした。
木枠は某オークションで入手。すばらしい作りに満足。残る課題はアルミ板の加工。板厚は3mm。若いときなら力技でねじ伏せたが、今なら自信がない。もしできたとしても汚いものになることは必然。
そこで今回はアルミ加工を外注することに決めた。しかし、どうしたらよいのかまったく経験なし。こんなとき、ネットはすばらしい。個人の小さな注文でも受け付けてくれる加工屋さんがあったのはありがたい。見つけたのは、
日本プレート精工株式会社(NPS)さん。
素人が書いた図面をおそるおそる送って、見積もりをお願いしたら、すぐに快く返事をいただいた。料金もリーズナブル。迷いなく発注。
と、快調な滑り出しだったのだが、あるとき大変なことに気がついた。外形寸法を間違ったまま図面を書き、そのことに気がつかないまま送ってしまっていたのだ。木枠の大きさを自分できちんと確認しなかった私のミス。
あわてて図面を書き直し、平謝りで仕様変更を依頼。幸い、作業に取りかかる前だったので間に合ったのだが、こんなトンデモ客の私にも親切に対応をいただいた。この場をお借りしてお礼を申し上げたい。
写真は出来上がってきたアルミシャーシ。さすがに美しい。一回手順がわかってしまうと、もう自分で加工する気にならない。この出来上がりのすばらしさは魅力である。美しければ愛着もわく。これが大切だ。
ところで、図面はどうやって書いたか。もう手書きの時代ではない。フリーのCADソフトが簡単に手に入る。今回はDraftSightを選択。マニュアルがなくても、いじっているうちにコツがつかめる。書き直しも簡単だった。
余談になるが、ある事情からSketchUpを使う機会があった。建物を立体的に図面に描くソフト。これはおもしろかった。一昔前なら大型コンピュータでなければできないような作業が簡単にできてしまう。
今回のラインアンプの立体図面も描いてみた。真空管やトランスのモデルも公開されていたので助かった。真空管アンプでは、トランスと真空管の配置をどうするか悩ましくも楽しい作業がある。これがあると、出来上がりイメージをすぐに確認でき、ありがたい。
シャーシーに真空管を載せてみる ― 2013年08月17日 22時50分08秒

左右にあるのが12SN7(Sylvania)。真ん中にあるのが、6FD7。
GT管に触れるのは高校時代以来。兄のジャンク箱の中にあったのを思い出す。あれはなんという番号だったのだろう。
6FD7もMT管の部類に入るのだろうが、やや太めのムックリとした姿で、世の中にこんなものあるのかと新鮮な驚きだった。
GT管に触れるのは高校時代以来。兄のジャンク箱の中にあったのを思い出す。あれはなんという番号だったのだろう。
6FD7もMT管の部類に入るのだろうが、やや太めのムックリとした姿で、世の中にこんなものあるのかと新鮮な驚きだった。
12SN7 ラインアンプシャーシーCAD図面 ― 2013年08月18日 20時32分46秒

正式な図面の書き方は知らないので、専門家が見たら笑われるようなものだろう。とにかく他の人が見ても確実に座標数値がわかるように心がけたつもり。
最初、皿モミの指示の仕方がわからずにいたら、日本プレート精工さんが親切に教えてくれた。なにごとも恥をかかないと進歩しない。
最初、皿モミの指示の仕方がわからずにいたら、日本プレート精工さんが親切に教えてくれた。なにごとも恥をかかないと進歩しない。
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