VIshay VAR(naked TX2575) ― 2012年03月25日 20時53分01秒
Aleph-XパワーアンプのNFB抵抗をTX2575に入れ替えて以来、ずっとエージングを続けている。当初は、ひどい音しか出なかったのが、徐々に変化し、今ではまともに聞けるようになってきた。だが、まだまだエージングの完成には程遠い。まだまだ変化していく予感がする。
エージングの変化は一筋縄ではない。直線状に良い方向に変化するとは限らない。悪い方向に変化する時があるので面食らうことがある。
最初は高い方にスペクトルが偏り、低い方は全く出てこない。音量も小さくなった感じさえする。中音が抜けてしまい、なんだか幽霊の音を聞いているのかと思うことさえある。まずそこからスタートだ。
そんなことを一週間程我慢しているうちに徐々にスペクトルが低い方に移動し始める。しかしその変化はゆっくりで、まだまだ高い方に偏っていることは変わりない。
そしてもう一週間我慢していると、やっと豊かな低音が出始める。しかし勘違いしてはいけない。「豊かな」と言っても「ボンボン』とか『どんどん』というようなものではない。初めて聞くと低音が薄くなってしまったように誤解するかもしれない。無理もない。今まで偽物の低音を聞いて、それが本物だと思い込んでいたのだから。
出てくるのは低音は風船のようにふくらませたものではない。あたりまえのことだが、まさに録音されたそのままの音である。これは聞いてみて初めて分かることだ。
しかし最も重要なことは、音楽の感動がストレートに伝わってくることだろう。もう低音がどうの高音がどうのということなどばかばしくなってくる。私たちは「音」を聞いているのではなく、「生身の人間が演奏している音楽」を聞こうとしているのではなかったのか。
nakedは、流布されている多くの「オーディオ言語』がいかに陳腐ものであったのかを実感させてくれる。
エージングの変化は一筋縄ではない。直線状に良い方向に変化するとは限らない。悪い方向に変化する時があるので面食らうことがある。
最初は高い方にスペクトルが偏り、低い方は全く出てこない。音量も小さくなった感じさえする。中音が抜けてしまい、なんだか幽霊の音を聞いているのかと思うことさえある。まずそこからスタートだ。
そんなことを一週間程我慢しているうちに徐々にスペクトルが低い方に移動し始める。しかしその変化はゆっくりで、まだまだ高い方に偏っていることは変わりない。
そしてもう一週間我慢していると、やっと豊かな低音が出始める。しかし勘違いしてはいけない。「豊かな」と言っても「ボンボン』とか『どんどん』というようなものではない。初めて聞くと低音が薄くなってしまったように誤解するかもしれない。無理もない。今まで偽物の低音を聞いて、それが本物だと思い込んでいたのだから。
出てくるのは低音は風船のようにふくらませたものではない。あたりまえのことだが、まさに録音されたそのままの音である。これは聞いてみて初めて分かることだ。
しかし最も重要なことは、音楽の感動がストレートに伝わってくることだろう。もう低音がどうの高音がどうのということなどばかばしくなってくる。私たちは「音」を聞いているのではなく、「生身の人間が演奏している音楽」を聞こうとしているのではなかったのか。
nakedは、流布されている多くの「オーディオ言語』がいかに陳腐ものであったのかを実感させてくれる。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2012/03/25/6387700/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。