First Watt M22012年03月11日 20時11分07秒

Nelson Passが主催するブランドにFirst Wattがある。Pass Labとは違って、外見の派手さはないが、比較的リーズナブルな価格で高い水準の音を出すと言われている。

 そのFirst Wattが出しているM2というモデル。発売されたのはずっと以前で、浅学にしてつい最近まで気にもしていなかった。たまたまM2の回路図(概念図)に触れる機会があり、それを見て驚いた。

 パワーアンプとは能動素子でゲインを稼ぐものと頭から信じて疑ったことがなかった。しかし、M2は違った。なんとゲインを稼いでいるのはオートトランスである。初段はバッファ、終段はプッシュプルのソースフォロワ。あっけにとられた。腰まで抜かすことはなかったが、頭をぶん殴られた感じだった。

 うーむ、以前I/Vアンプを考えていた時に、バッファでトランスをドライブする回路を考え、試したことがあった。記憶では結構良い音がしたと思う。しかし、これをパワーアンプに応用することまでは考えなかった。

 回路は非常に単純で、初心者でも作れてしまうくらいあっけない。いつか試してみたいと思っている。

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