整流ダイオードをIXYS社のFRED交換2011年09月04日 19時47分55秒

 すっかり忘れていたが、蓋を開けてみたらI/Vコンバーターのヒータ用電源にA&R Lab.のSBDを使っていたことを思い出した(笑)。某オクを通じてIXYS社のFREDを入手したので、早速入れ替えてみた。

 エージングなしで音が出てきた瞬間に感じたのは、音量感が薄くなったこと。同じ音量を得ようとするとフェーダーのノブの位置が今までと違う。なんだかぱっとしない印象だ。しかしこれはエージングによって改善されるだろう。

 もう一つすぐに気がついたのは、ノイズが非常に少なくなったこと。空気の透明感がよりいっそう増した感じだ。

 そして決定的な違いはこれだった。これまでOSコンのエージング不足によって高いところに鋭いピークが聞こえていると思い込んでいた。実はそれは間違いだった。整流ダイオードが原因だった。FREDに交換したら高い方にあるピーク音が全てとは言わないけれどかなりの部分が薄らいだ。しかしまだよく聴くとまだ高いほうにピークが残っている。これはOSコンが原因だろう。

 システム全体の純度が上がってくると、たった一つでも弱い所があるとそれが全体のレベルを決定づけてしまうことはこれまでもしばしば経験してきた。今回もそれだった。しかしここまで影響していたとは予想できなかった。

 その後、ラインアンプの方もヒーター用整流ダイオードをFREDに入れ替えた。先ほど聞き直してみたが、昨日とは大きく変化した。俄然力がみなぎり、重心が低い方に移ってきている。透明感がすばらしい。音楽の表情が熱く伝わってくる。魂が揺さぶられる。最初に感じた音量感の後退もなくなり、フェーダーを上げた分だけエネルギーがストレートに伝わってくる。

 FRED投入はホームランだった。一緒に聞いていた妻も言ってくれた。「今までと全然違う。音が良くなったね。」

 エージングが進んだらもっと変化していくだろう。その時もう一度報告する予定。

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