引き足の重要性2008年04月30日 13時08分25秒

 手稲山TT敗退の要因を考えていた。今までの練習方法は間違っていることを結果が教えている。何がいけなかったのだろう。筋肉痛の足をさすりながらあれこれ思い悩んだ。
 そして気がついた。筋肉痛になるのはいつも大腿四頭筋である。裏側のハムストリングが痛くなったことはほとんどない。ということはペダリングでは、ここを使っていないということ。「回転重視」という言葉に惑わされて、ただ回せば良いというイメージを持っていたが大間違い。ここを積極的に使わない限り、タイムアップはありえない。大腿四頭筋は瞬発力はあるが、長持ちしない。ハムストリングはその代わり持続力が優れている。そんな関係だろうか。今までは大腿四頭筋だけで回していたのだ。

 昨夜、固定ローラーの愛車にまたがってハムを意識したペダリングに挑戦してみた。体が十分に暖まらないときは、かなりつらく感じた。しかし、徐々に体が慣れてくると、かなり強い負荷をかけてもきちんとついてきてくれる。ただし、鍛えていないので長時間は続かない。今後時間を徐々に延ばしていくことが課題。

 試しにダンシングで引き足を意識したペダリングを試してみた。これは失敗。リアのタイヤがスリップして練習にならない。
 シッティングで引き足を意識すると、思いギアを回せるようになる。昨日は13Tまで上げてみたが、可能性を感じた。

 かなり落ち込んでいたが、逆に今後のタイムアップの可能性があるのだと捉えて前向きに考えていくことにした。

 それから気がついたことが一つ。サドルの座る位置。踏み込み重視なら前側になる。しかし引き足重視になると後ろ側が具合がいい。その結果、踏み込みと引き足のちょうど良いバランスするところが座る位置となる。これは面白い発見だ。プロ選手がかなり後ろ側に座って見えるのは故ないことではなかった。