食欲とエネルギー2008年04月20日 14時43分15秒

 ロードを始めるようになってから自分でも驚くほど食欲が増した。おそらく今までの2倍ほどの量を食べられるようになった。以前なら皿に残ったおかずやご飯を最後まで食べてきれいにしようということはなかった。きちんとご飯一杯でおしまい、きちんと一人分のおかずを食べておしまいとしていた。ところが最近は、残ったものがあればきれいに食べる。また、食べても食べてもおなかがすく。

 これだけ食べれば体重が増えそうなものだが、妻曰く。「だんだんやせてきたね。もしかしてガンかしら」と言うほど、ベルトのサイズが合わなくなり、ぶかぶかになってきた。メタボとは遠い世界だ。体重を量っても54〜55Kgあたりで大きく変化しない。

 自然界にはエネルギー保存則と言うものがあるので、食べた分のエネルギーは必ずどこかで消費されるか、それとも形を変えて保存されなければならない。脂肪になっていないということは、エネルギーになっているということ。毎日の練習で使われていることになる。逆に言えば、ダンシングで坂道を上っていくというのはそれだけのエネルギーを消費する大変な労働であったことに改めて気がつかされる。

 またもう一つ気がつくことは、蓄えたエネルギーをすぐに運動エネルギーに変換する能力が高まっているということ。どんなに食べても短時間にそれを運動エネルギーに変えることができなければ、坂道を高速で上ることはできない。トレーニングというと、運動することだと考えていたが、意外にこの能力を高めることも大切なのだと気がついてきた。

 カーボンローディングという言葉を聞いて、最初は何のことかと不思議だったが、やっと意味が理解できた。普通の人がこれをやってもほとんど意味がない。蓄えたカーボンをすぐにエネルギーに変換する能力があって初めて意味のある手法なのだろう。