ラインアンプ入力部変更2014年03月05日 22時12分30秒

 ラインアンプに変更を加えた。
 最近、ネットワークの減衰抵抗をVARに入れ替えたあたりから全体に音が静かになり、ボリュームを上げないと音が前に出なくなってきた。何となく寂しい音に聞こえる。システム全体のゲインが足りない現象だ。しかし、簡単にはゲインを上げる手だてがない。考えた末にトランスを起用することにした。

 これまでDACとの接続に巨大なテフロンコンを使ってきた。これをトランス入力にする。ラジオ放送収録用の調整卓から取り外したマイク/ライン入力基板、それに搭載されていたトランスだ。型番はPI200203。1次が200Ω、2次が2KΩの昇圧トランス。メーカーは不明だが、USAとプリントされている。

 終端をどうするか迷ったが、最初は終端なしで聞いてみた。ゲインがおよそ20dBなので、ちょっとボリュームを上げただけで必要な音量になる。豊かな音だ。ぐんぐんと前に出てくる。しかしよく聞くと、高い周波数域に微妙な濁りが感じられる。やはり終端抵抗が必要だ。

 終端抵抗の品質が音に大きく影響することはこれまで経験済み。VARしか使えない。手もとにあるのは、2.7Kと5.6K。ちょっと変則的だが、あるものを使うしかない。2次側に回路図にある通りに入れてみた。2次側のDCRが4.5K程度あるため、終端抵抗と減衰ネットワークを形成してしまう。音量はだいぶ下がってしまったが、問題ない。

 なんとも豊かで立体的な音だ。これは大正解。良いトランスがたまたまあったのが幸いした。あの調整卓は12チャンネルくらいあったので、手元にはまだごろごろ転がっている。

PI201203トランスの全景2014年03月05日 22時31分31秒

 トランスの写真。調整卓メーカーの特注品と思われる。調整卓の回路図を見ると、1次側に160Ωのシャント抵抗を入れて、2次はオープンとする使い方をしている。

 いつか、適正値のVARを手に入れて実験してみたい。

プレスフィットBB圧入成功と思ったら。。2014年03月05日 22時36分00秒

 治具を工夫して、プレスフィットBBをカーボンフレームに圧入した。治具が情けないくらいお粗末なので、結構苦労した。苦闘1時間、なんとか圧入成功。最後の一押しでフレームから「パキン」と音がしたときは冷や汗が出た。よく見たが、特段どこかに傷が入ったようではなさそう。まったく心臓に悪い。

 使い古したFC-6600を挿入してみると、すんなりと入った。そこまでは良かった。左のクランクを装着しようとしたら、なんと、奥まで入りきらない。最初目を疑った。何度繰り返しても同じ。つまり、BBの左右幅が規定よりも大きいのだ。どうして?

 数秒考えて原因判明。中国から送られてきたプレスフィットBBには丁寧に左右のカップに一個ずつ、スペーサーがはめられていた。何も考えず、これはデフォルトで必要なものと思い込み、スペーサーも一緒にインストールしてしまった。これが敗因。ロードフレームには不要なものだったらしい。気がついたときはもう手遅れ。もう一度BBを外して付け直すしかない。

 プレスフィットBBを外すためには特別な治具が必要だ。これはさすがに手作りできない。結局購入するはめになった。今日それが届いた。

 プレスフィットBBを予備にもう一組買っておいて良かった。取り外すときに壊してもなんとか前に進めることができる。ケーブル類も到着したので、必要なものはバーテープを除いてほとんどそろったことになる。