支笏湖往復2008年05月06日 17時47分18秒

 今日の予報は晴れ。久しぶりに青空が見える。9時30分に自宅を出発して支笏湖ポロピナイキャンプ場を目指した。今回も「回すペダリング」を意識して上りはシッティング中心でいくことにする。

 昨日は風が強かったが、今日も強い。高速で走っているときに横風を受けると身の危険を感じる。さあ、下りというときに、向かい風をまともに受けるとがっかりする。

 ということで、チェーン脱着場からポロビナイキャンプ場までリザルトは、58分40秒。あきらかに「回すペダリング」の効果。

 「回す」と言うと軽い負荷でクルクルペダルを回転させるイメージをもっていた。しかし、実際は少し違う。もっと正しくは「滑らかに回す」と表現した方が良いと思う。上りがきつくなり、負荷が重くなってくると、下手なペダリングでは右足と左足の踏み込む瞬間は進行方向に加速されるが、その期間以外ではエネルギーの入力がないので減速していく。全体ではまるで波をうつようにぎくしゃくした速度変化になる。電気の分野ではこういうのを「脈流」とか「リップル」というが、そんな感じ。
 滑らかなペダリングはこの加速と減速の高低差が小さくなり、ほとんど等速度で進むことになる。それだけエネルギーロスが小さくなる。

 回す方にしてみれば、左右の足のいずれかが常に入力することになるから、足を休める時間が短くなる。実際、滑らかに回そうとすると最初は結構大変だと感じる。しかし、得られるメリットはかなり大きい。ロスが少ないから前に進む(当然か)。呼吸がきつくなる面はあるが、意外に長く漕ぐことができる。今までギッコンバッタン漕いでいたときは周りの景色を観賞する余裕はなかった。でも回すペダリングができてくると、余裕が生まれる。

 滑らかに回すためには、前回も書いたが太ももの上下動がポイントだ。滑らかに回そうと意識する必要はない。太ももをきちんと早めのタイミングで敏速に上げることができれば、後は結果がちゃんとついてくる。

 つい最近まで貧弱男はダンシングで上るしかないと思い込んでいた。でもやっぱり基本はシッティングできちんと回すことのようだ。基本ができていなくてこそくな手段ばかり考えているからスキルアップが頭打ちになる。そうして結局興味を失っていつの間にか遠ざかることになっていく。

 今日は多くのローディに出会った。みんながんばっていた。サングラスをしているので年齢はわからないけれど、でもやっぱり私のような中年は少なかったような気がする。
 私も気がついたら50歳になってしまった。