宅内LANケーブル布線2025年03月18日 21時58分39秒

我が家のNTTひかり回線は2階にコンセントがあり、そのすぐそばにホームゲートウェイ(HGW)が置かれている。書斎は1階である。問題はメディアコンバーター間の光ファイバーケーブルをどのように布線するかである。

この家を建てたのはちょうど30年前、そのころは宅内にLANケーブルを通すという発想がまだなかった時代。建築図面を引っ張り出して、ああでもないこうでもないと思案した結果、HGW→ルーター→メディアコンバーターが置かれている物置の床に目立たぬように(これが大事)5mmの穴を開けた。写真は雑然とした物置の様子。
そこから斜め下に位置する1階廊下天井のダウンライトの穴を使ってに光ファイバーケーブルを導くことにした。その写真がこれ。
書斎はこのすぐ左側にある。ドア上のすき間から室内に通せば、後はどうにでもなる。それでどうにか形がついた。光ファイバーケーブルは思いのほか柔軟性があり、なおかつ細いので銅LANケーブルよりずっと扱いやすい。

宅内LANを見直す その32025年03月18日 22時12分54秒

光ファイバーケーブルをリスニングルームまで布線してから、いろいろ手を加えて、最新の状況は次の図のようになっている。
主なポイントは以下のとおり。
1)ルーターはアライドテレシスのAT-AR2025Vとした。
我が家の光回線は、朝日ネットのDS-Lite接続である。ルーターは当然これに対応していなければならない。
途中経過を省略して結果を書けば、全く問題なく接続できた。その顛末はまた別の記事で書くかもしれない。

2)ルーターとメディアコンバーター(上流側)のクロックは、外部から供給する、クロックの電源はリニアとする。

3)ルーターとメディアコンバーターの電源をリニア電源とする。

以上の効果はまさに目を見張るものがあった。先駆者達の報告からある程度は予想してはいたが、ここまで変わるのかと驚いた。

まだエージング途上ではあるが、まず一番最初に感じるのは透明感である。二次元の平面に描かれた絵が三次元に立体的に浮き上がるかのような印象がある。

そして次に感じるのは、素晴らしい演奏であればあるほど音という領域を超えて、音色が「香り」に転じるかのような錯覚さえ覚えること。ここあたりはどのようにことばに表すべきか、まだうまいことばがみつからずもどかしい。

この項続く