中国製カーボンフレーム到着 やっぱり問題発覚2020年12月13日 17時37分43秒

年を越すかと覚悟していたら急に荷物が動き出し、12月10日に到着した。9月20日発注して以来だから、少々待ちくたびれた。ふう

しかし喜ぶのは早い。破損しているとか、注文したものと違うとか、付属品が入っていないとか。。値段が値段なのだから、なにもないと考えるのは虫がよすぎる。おそるおそる箱を開ける。

結果、拍子抜けするほど何もなかった。サイズも色も指定通り。傷も無し。バリなどもなく、6年前に買ったときよりも仕上げはかなりよくなっているのではないか。ここでほっと胸をなで下ろす。

ところがこのあと問題発覚。
フロントフォークのコラム径が規格より大きく、ステムが入らない。ちょっとがんばれば入るというレベルではなく、まったく入らないorz
検索するとネット上には同じようなケースの報告がある。しかし、まさか自分のところもそうだったとは。。しかし工場出荷時にこういうことはまっさきにチェックするはずのに、どうして?

対策はきわめて原始的である。80番の布ヤスリで辛抱強く削る。昨夜、30分かかったが終わらず、作業持ち越しとなった。

ところでハンドルバーのこと。今回はステム一体型を選んだ。これで走りが激変するとは思わないが、フィーリングはかなり変わるだろう。走るのが楽しみである。

励磁型スピーカー パネルのデザイン2020年12月13日 18時57分43秒

励磁型スピーカーの電源をもっか構想中である。
回路図はまだ絞り切れていない。パネルのデザインだけは先行している。写真がそれ。

Westonの電流計が堂々と存在感を放っている。
もちろんこれが最終形ではなく、塗装を予定している。そうすればかなり雰囲気が整うだろう。

メーターの下にあるノブは電流調整のためのもので、50~100mA可変とする。

試作12号 その7(水晶発振子 4個シリーズ接続)その後2020年12月13日 19時23分20秒

試作12号機が完成したのは猫が逝ったときだから、あれから4週間経過したことになる。24時間通電しているので、エージングはおおよそ700時間近くなり、ふつうなら熟成完了である。

ところが水晶発振器は、このパターンが当てはまらない。数ヶ月から半年ほどかかるだろうと予想している。エージングによる変化の仕方も独特である。

おかしいと気づいたのはエージング開始から2週間ほど経過したとき。人の声がおかしい。亡霊のような影の声が常につきまとう。とにかく聴いていて気持ちが悪い。

最初は、どこかが故障していると考えた。電源が発振しているのだろうか。しかしオシロスコープで確認しても異常なし。

次に疑ったのが、水晶発振子の偏差である。Laptechの水晶は10個まとめて買った。まさか4個シリーズ接続するとは思ってもいなかったので、いま使っているのは無作為に選んだものである。
Laptechのすばらしいのは、水晶発振子の1個ごとに測定値が添付されていることである。備忘録として使っている水晶発振子の値を記録しておく。

シリーズ番号 共振周波数偏差(ppm)
A015    -0.4
A018    +1.2
A021    -0.4
A037    +0.6

最小と最大の差は1.6ppm。手持ちのものを調べてみると、0.2ppm以内に収められることがわかった。いざとなったらそうする手もある。

とにかく原因がつかめないままもやもやしながらじっと我慢する。
するとそれから1週間ほどしたある日、影の声はほとんどなくなり、代わって音圧が上がり、内容がびっしりと充実した雰囲気に変貌した。ところが、これはいけると喜んだのもつかの間、明くる日、再びどん底に突き落とされた。影の声が再び現れ、どんなにフェーダーのノブを上げても音が引っ込んで全く楽しくない。完全にダメである。

そうやって1週間経過し、今日に至る。おそらくこれからもこの繰り返しがしばらく続き、それでもよい状態の時間が少しずつ長くなっていくのだろう。

水晶発振子はまるで生き物である。