中華LEDライトの修理2016年07月18日 18時07分13秒

 先週、仕事がらみで東京に出張したおりに、冷房の風で喉をやられてしまい、風邪をひいてしまった。せっかくの休日なのに今日は朝から寝たり起きたりで過ごした。こんなときはどんどん雨が降ってほしいと意地悪なことを思うのだが、一日中曇天のままであった。

 それほど熱はないので、軽い作業ならできそう。そこで思い立ってLEDライトの修理をすることにした。

 数年前に購入した中華製LEDライトは、夜間走行やトンネル走行時に手放せない必須アイテムになっている。

 ところが御多分に洩れず、このライトも不具合に遭遇した。自転車の振動によって発光モードが意図せずにころころと変化してしまう。スイッチ部分の不良であることはすぐにわかったので、分解していろいろ手当てをしてみたが根本解決に至らず、今日に至った。

 このようなトラブルは些細なことのように思えるかもしれないが、自転車走行時に走ることに集中できなくなることは、意外に大きなストレスになる。時には頭にきて投げ捨てたくなることもあった。でも根っからの貧乏症なので捨てることもできず、ズルズルつきあってきたわけである。

 ネット検索をしてみると、多くの方が同じトラブルに悩んでいることに驚いた。海外からの報告も多い。

 トラブルが起きた時どのような対策を施すのか。それぞれ損得を勘案した上でもっとも妥当なところを探り出す。その結果、ジャンパー線一本を追加することで意図しない点灯モード転換が起こらなくなることがわかった。

 写真の左上にある手書きの回路図で、赤線が追加するジャンパー線。右下の写真が実装の様子。中華製LEDは非常に多くのバージョンがあるらしく、必ずしもこのような基板にはなっていないはず。何かの参考になればということで。

 キーパーツのCX2829はおそらくマイクロコントローラーであろうが、ネットを検索してもデータシートは発見できなかった。

 修理後は、どんなに手で振動を与えても常時発光モードを維持している。購入時には確か5パターンくらいの発光モードが使用可能だったはず。修理によって、最大発光モードだけが使用可能になるので注意のこと。もっとも私の場合はこれで何の支障もない。

 なおこの記事を参考にして修理される方は、あくまでも自己責任でお願いします。長期の使用で不具合が出る可能性は否定できません。