Reflektor-D wtih LU1014D Preliminary2015年03月01日 17時46分38秒

LU1014Dをシャント素子に使ってみたらどんな音がするのか。最初はそんな思いつきから始まったこのプロジェクトは、その後思いがけない展開となる。

当初、何をしても同じような傾向のギスギスした音しか出なくて悩んだ。初心に帰り、Reflektorには適切な電流設定値があって、それは常識をくつがえすほど(少なくとも私にはそう感じられた)大きな値であるとわかったとき、やっと壁を超えられたという感触を得た。

LU1014Dをシャント素子としたReflektor-D 4台をFN1241 DACの電源として使用している。昨夜、その4台全てをおよそ300mAになるよう電流を設定しなおした。

バイアス電圧発生用のRFダイオードは入手が今週後半となるため、暫定版ということで2N4401のダイオード接続で代替させた。とにかくどんな音が出るのか早く聴きたいので、こうなった。

ハンダ付け後24時間経過してから聴いてみた。
出てきた音は予想以上だった。まだこなれないところは散見されるが、こんなに変わるのかと心底驚いた。
音楽の躍動感がすばらしい。音が前にせり出してきて、音がタップリと濃い。それでいて繊細さも兼ね備える。

印象深かったのは、音のバランスが大きく変わり、低音から中低音が充実したこと。もちろん変にふくらんだ音ではない。中身が詰まっている。もしかして、トゥイーターの減衰量を調整する必要が出てくるかもしれない。
レギュレーターがそこまで影響をあたえるものかと驚く。

そのうち冷静になれば、また違った評価になる可能性はあるが、少なくともLU1014Dをシャント素子としても銘器であるということは断言してよいだろう。

(掲載した回路図は現時点での暫定版であって、近日中に変更される可能性がある)