Reflektor with LU1014D2015年02月25日 20時02分06秒

LU1014Dをシャント素子に使ったReflektor。当初はこのまま行けるのではと思ったのだが、そうは問屋がおろさなかった。いろいろあった。一時は絶望してしまい、いっそのことReflektorを止めようかとも考えたこともあった。その顛末。

いつものことだが、最初は良い音だったのだが、時間が経過するうちに弱点が見えてきた。刺激的な音がする。さて、どうするか。

こんなときは浅知恵しか思い浮かばないものである。目をつけたのは回路図のR5。これをFETによる定電流回路にしたらどうだろうかというアイデアである。で、早速実行してみた。

やっぱり最初は良い音に聞こえた。しかし、刺激的な音はいっこうに改善されない。M2のG-D間に620pFを入れたりしてみたのだが、ますます音が薄っぺらになってしまい、埒が明かない。

次に考えたのが、R5を200Ωにしてみること。以前、1KΩから500Ωに変えた時、良い方向に変化したことがあった。それ以来、R5は低い値ほど良いのではないかとの固定観念が頭のなかにあった。で、早速実行してみた。

これは最初からひどい音だった。声がうわずって実在感がまったくない。この音を聞いて、一瞬Reflektorはもう諦めようかとも思った。

NFB型レギュレータは限界があるのだろうか。いっそのこと無帰還型のレギュレータに入れ替えて聞いてみようと思い、早速実行してみた。

刺激的な音はしない。まことに穏やかな音である。しかし。。なんだか訴えるものがない。これでなければと思えるような魅力がない。感動がないのだ。さて、どうしようか。

こんなときはもう一度初心に帰ることだ。diyAudioで発表されている標準回路と比べてどこが違うか。まずM2(シャント素子)が異なる。標準回路ではMTP3055VLである。いまはLU1014Dの可能性を追求しているのでそこは譲れない。もうひとつ異なるところは、リファレンス電圧設定部分。ここも譲れない。これじゃ譲れないところばかりだ(笑)。最後に異なるところは、R5である。

そこでR5を標準回路の1KΩにしてみることにした。聞いてみると、これが良い。やっぱりいろいろな人の耳で確認されているだけはある。いつものことだが、変なこだわりは捨てることだ。

そんなこんながあって、現時点の回路はこんなふうになった。いつものことだが、最初は良い音でも24時間後はひどい音だった。48時間経過して、少しまともになってきた。気になっていた刺激的な音がなくなったようだ。しかしまだ音が詰まっている。もう少しエージングが必要だ。

使っている部品は全部エージングが済んであるものである。それでもエージングが必要になるのは、おそらく配線に使った新品のスズメッキ線の音がするのだろう。非常に敏感である。これだけ配線材の音が出てくるのだから、いっそのことかの有名なWestern Electoricのワイヤを使ったらどうなるだろうと、また新たな妄想が膨らんできた。

今シーズン初実走(笑)2015年02月25日 20時40分18秒

2月に入ってから、当地はほとんど雪が降ってこない。いつもなら氷点下10度を切る日もあるような厳寒の季節のはず。ところがまるで3月下旬から4月並みの陽気。どんどん雪が溶けていく。玄関先のアスファルトもすっかり顔を出した。

猫の額のような我が家であるが、話題作りにここを走ってみることにした。と言っても、足で一蹴りするだけだが(笑)こうやって、とにかく今シーズン初の戸外での実走となった。

このままいけば3月上旬には本格的に外を走れるようになるのでは。そうなると例年よりも三週間は早まることになる。あまりの早さにかえって異常気候が気になってくる。