NZ2520SDとReflektor-D (2) ― 2014年11月03日 19時45分09秒
水晶発振器にReflektor-Dを接続する場合、パスコンのことをよく吟味しておかないと、発振が止まってしまう。またいっぽう、パスコンの容量や品質が音に多大な影響を与えることもわかっている。
安定して発振することと、音質を確保すること、このふたつを満足する地点を見つけ出さなければならない。
前回までは、とりあえずパスコンを1000pFとしたが、これは単に発振が安定しているという理由によるものであり、音質については最適化されたものではなかった。これを最適化させていくのが次のテーマである。
そこでシミュレータが大活躍する。RとCをいろいろに組み合わせて、位相余裕を確保できる地点をさぐっていく。その結果は、掲載の回路図に示した。計算上では、最悪でも約17度の位相余裕が確保できる。
実際に確かめてみると、確かに何事もなかったかのように安定動作した。あとは音がどうなったかである。
対策前は、高い周波数域に若干の硬さがあって、どんな曲をかけてもその硬さが顔を出して、音楽の表情を一面的にさせてしまっていた。緊張させるのだ。
対策後は、それが一掃されて落ち着いてきた。全体にどっしりと安定感が向上し、ふくよかさが増したように感じる。
もうしばらく時間をかけて評価した後、FN1241のアナログ電源にも今回の結果を応用していきたい。
安定して発振することと、音質を確保すること、このふたつを満足する地点を見つけ出さなければならない。
前回までは、とりあえずパスコンを1000pFとしたが、これは単に発振が安定しているという理由によるものであり、音質については最適化されたものではなかった。これを最適化させていくのが次のテーマである。
そこでシミュレータが大活躍する。RとCをいろいろに組み合わせて、位相余裕を確保できる地点をさぐっていく。その結果は、掲載の回路図に示した。計算上では、最悪でも約17度の位相余裕が確保できる。
実際に確かめてみると、確かに何事もなかったかのように安定動作した。あとは音がどうなったかである。
対策前は、高い周波数域に若干の硬さがあって、どんな曲をかけてもその硬さが顔を出して、音楽の表情を一面的にさせてしまっていた。緊張させるのだ。
対策後は、それが一掃されて落ち着いてきた。全体にどっしりと安定感が向上し、ふくよかさが増したように感じる。
もうしばらく時間をかけて評価した後、FN1241のアナログ電源にも今回の結果を応用していきたい。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2014/11/03/7482093/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。