フィルムコンコンデンサ vs テフロンコンデンサ2013年04月04日 22時12分13秒

  +1.2V ReflektorのZobelを追い込み中。このレギュレータを4台稼働させているので、最適値が決まると全体の改善度も大きい。いまのところ、2台分についてFT-1 0.022uFを入れて大きな効果があることを確認している。しかし、残りの2台分についてはFT-1が届くまで他のもので代用してしのいでいる。

 追加発注したFT-1を待ちきれないので、手元に大量にある双信V2A 0.1uFを入れて聴いてみる。どうもぱっとしない。音が奥に引っ込んで、情報量が極端に落ちたように感じてしまう。おそらくマイカコンやテフロンコンを聴かなければ、これがReflektorの音なのだと思い込んだことだろう。

 ReflektorはZobelの出来不出来で正否が決まる。単純な回路であるが故に調整もクリティカルだ。

 FT-1を待ちながらReflektorの更なる改良ができないか考えている。ポイントは出力電圧を決めているLEDだ。動作抵抗が比較的低くノイズが小さい上に安価ということからオーディオではよく使われる。

 とは言え動作抵抗が低いというのは相対的な話であって、理想的にはゼロに近いことが望ましい。そんな素子があるのだろうか。さすがにゼロは無理だが、もっと動作抵抗が小さなもがあるらしい。赤外線LEDである。

 このネタ元はSalasさんの記事。調べてみると、確かに一般LEDよりも動作抵抗は小さい。おまけに安価。次のターゲットはこれになりそう。最終的には、LEDに並列に接続しているコンデンサをなくしたい。それが無理なら、せめて小容量のマイカコンが使えるようになれば大きな改善が見込めそうな気がする。

コメント

_ とおる ― 2013年04月06日 13時04分23秒

konちゃんさま
とおるです。お久しぶりです。
1年ほど前から北米に単身赴任しております。
貴記事のテフロンコンデンサの件を拝見しました。私も5年ほど前にオークションで発見したロシア製26500pFを4本用いて、パッシブ型デバイダを組み、以来ずっと使用しています。インピーダンスは600Hzでちょうど10kオームになる勘定だったと思います。38cmウーハーと、2インチホーンドライバ用の、高低音アンプの切り分けに使っています。音痩せがなく、どんなソースをつないでも破綻なく受け渡してくれる印象です。
テフロンというと、ほかの材料との接着性が悪いので、金属箔をどのように形成しているのかなあ、と興味深く思ったことがあります。いずれにしても、ロシアでしか作っていなかった、ということでしょうか。ミグやソユーズに乗っていたのだったりして。。。
余談が過ぎました。失礼しました。またよろしくどうぞ。

_ Konちゃん ― 2013年04月07日 21時07分51秒

とおるさん、おひさしぶりです。
単身赴任、なにかとご苦労もおありかとお察し申し上げます。

とおるさんのHP改めて拝見させていただきました。テフロンコンデンサがきちんと写っていますね。数年前にこれを見たときは、全く気にもとめていませんでした。

テフロンコンに出会うまでは、SEコンとDynamiCapが最高のコンデンサと信じていました。テフロンコンは、濃密な音がする一方、高い周波数域で素直に減衰していく感じで、とおるさんと同意見です。私はこの音大好きです。

とは言え、全くの無色透明というわけでもなく、テフロンカラーがあるようにも思います。でも、音楽が楽しく聴こえてくるので、全然気になりません。

eBayには大量に出品されているようですが、いったいどれだけ在庫があるのやら。とにかく格安で手に入ることはうれしいことです。

ではでは。

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