TDA1541A DEMリクロック そしてデジタルオーディオの今後2012年08月03日 20時05分25秒

TDA1541Aは昨年の秋に、自分の不注意から過電圧をかけてしまい、昇天させてしまった。しばし傷心の日々を過ごした後にPCM1794に乗り換えた経緯がある。

なのでDEMリクロックのことはほとんど忘れていた。最近たまたま電網検索をしてみたら、あるところでDEMリクロックが取り上げられ、その効果に驚いている記事を拝見した。

もともとは何年も前にiyAudioで議論されブラッシュアップされた技術。やっと日本でも認知されたのかと感慨深いものがある。

かつて自分もNOS+TDA1541Aでがんばっていた。今は、ES9018に乗り換えたけれど、どうしてもデジタルフィルターのことでは引っ掛かりを感じている。DACの固有の音を作り出している多くの原因はこれにあるのではないかという疑念を拭い切れない。

されど、デジタルフィルターレスすると、あとのアナログフィルターで苦労することも経験してきた。

げんざい評価中のES9018はたしかに非常にすぐれたDACであることはわかる。しかし私の環境で聞く限り、どこかもどかしさが残る。アナログ時代に聞いていたあの音が私の目標だ。しかしどうしてもES9018では、どこか人工的で、感動の薄い、そんな音に感じる。

これまでCD中心のシステムを構築してきた。そろそろ限界かもしれない。PC+USB+DSD このあたりに今後の道があるのではないか。これまで食わず嫌いで敬遠してきたが、そろそろ本腰を入れみようという気になってきた。

特にDSDネイティブは今が旬な話題のようだ。いろいろな方が試行錯誤しながら道を開いておられる。今後が楽しみだ。

からだにまったく力が入らず2012年08月07日 12時02分35秒

 曇り空とは言え、外は走れない状態ではない。しかし、からだがまったく動かない。横になりたい。横になると眠くなってくる。疲れがたまっている。こんなことになるとは自分でも驚いた。

 なぜだろう。夏ばてか。ストレスのせいか。とにかく、月曜日の休日は一日中横になってぐだぐだしていた。nobukov180さんがニセコヒルクライムでがんばっているのに、こちらは情けない姿。

 30代のとき、仕事がめちゃくちゃ忙しくて毎日午前零時過ぎ帰宅ということがあった。夏休みで実家に帰省したとき、疲れが一気に出て来て朝から夜まで眠りこけていたことを思い出した。

 からだは正直だ。気持ちでは「まだ大丈夫」と思っていても、黄色信号を確実に出してくる。じょじょに無理が利かない年齢になってきているのかもしれない。

手稲山トレーニング走2012年08月08日 17時08分37秒

 7日の夕方、少し早めに仕事が終わったので、手稲山に向かった。ここ数日、この季節としては気温が低めに経過していて、ヒルクライムには絶好のコンディションだ。

 とは言え、あまり体調はよくないので追い込まずにマイペースで上ることを目標に、国道交差点を出発。

 最初から心拍数を上げないようにセーブしながらペダルを回す。おや、思いのほか息が苦しくならない。別に追い風というわけではないのに、ペダルがよくまわる感覚。

 スタートからのタイムは計測しなかった。しかし、体調が良さそうなのでゴルフクラブハウス前の横断歩道からゴールまでのラップタイムを計ることにした。

 こんなにペダルがまわる感覚は久しぶりだ。旧研修所を過ぎてからのだらだらさかもギアをシフトアップして追い込む余裕さえあった。

 結果。ゴルフ場から旧ロープウェイ駅まで13分14秒。体感ではもっと早いかと思ったが意外に伸びなかった。

 全体で30分を切るためには、私の場合遅くとも12分ちょうどくらいでないと間に合わない。

 しかしながら、ペダルを気持ちよく回せたのは成果だった。最近、筋トレをメニューの中に入れたのが奏功したのだろうか。

ES9018 IVC Ver.012012年08月10日 14時09分37秒

 ここ数週間、ずっとES9018 DACの出力回路について考えていた。ES9018は電流出力、電圧出力の両方が可能であることがわかったので、今回は電圧出力にこだわってみた。

 最初はTF-3に接続してみた。予想外の音が出て喜んだが、高い方に刺激的な音があり、ほどなくして却下となった。

 次にコンデンサーで直流をカットしてそのままラインアンプにつないでみた。これはこれでよいかと思ったが、やはり高い方に刺激的な音が残る。

 ハイカットフィルターをきちんと入れる必要があるのかと考え、CRで2次のフィルターを入れてみた。しかし結果は同じ。

 万策尽きて、PCM1794 IVCで使っていたライントランスを取り出し、これを入れてみた。これはよい。しばらく聞いていたが、じょじょにES9018がトランスをドライブし切れていないのではという疑念が持ち上がり、きちんとしたドライブ回路を入れるべきと判断した。

 その結果が、掲載の回路図。
 電源はとりあえず単一電池で済ました。ドライブ回路なしとではかなり音が違う。正解はドライブ回路ありだ。音に余裕があって、あの刺激的な音もなくなった。

 このドライブ回路のおかげでロスがなくなり、トランスの昇圧比が上がった。ラインアンプを入れるとかえってノイズが目立つほど。直接パワーアンプにつなげてちょうどよいゲインにおさまった。

 これで全体が非常にシンプルになった。今まで苦労して開発してきたIVCやラインアンプはいったい何だったのかと拍子抜けした。

WaveIO2012年08月11日 09時36分19秒

食わず嫌いの性格なので、以前からdiyAudioでもUSBオーディオの話題がさかんに取りあげられ、研究されていたにもかかわらず、ずっと無関心でいた。

 しかし、妻が使っているMIDIパイプオルガン・システムの音をもっとよくしたいということがきっかけになって、遅まきながらUSBオーディオにも足を突っ込むことになった。

 妻が現在使っているのは、PreSonus AudioBox 1818VSL。MIDIパイプオルガン・キットを販売しているClassic MIDI Works社の推奨品であったたので、無難であろうとこれに決めた経緯がある。

 MIDIとしては機能に不足はないのだが、いかんせんUSBオーディオの観点から見るとちょっと物足りない。そこでUSB再生システムを自作することにした。

 DACは、ES9018。DDCはdiyAudioのメンバーであるLorienさんが個人的に制作販売しているWaveIOにした。最近のユーロ安のおかげで手ごろな価格で入手できた。来週には自宅に届く予定。

 さて、このように妻のシステムは着々とグレードアップしていくことはめでたいのだが、反対に自分のほうがなんだか心許なくなってきた。こちらもUSB再生システムに移行すべき時期に来ていると感じている。

 ところでLorienさんは現在次の製品を構想中らしい。私としては次期製品でDSDネイティブ再生が実現できることを期待している。もしそうであればそれが出るのを待ちたい。

 と、心は急ぐのだがLorienさんは夏休み中。新製品の発表は秋以降ということか。