WaveIO到着2012年08月14日 09時55分43秒

 およそ一ヶ月前に発注しておいたWaveIOがイタリアから到着した。

 基板を観察して少々驚いた。個人で全部品を実装し検査したのだそうだが、このような美しいはんだ付けは見たことがない。どんなに小さな部品であっても、その端子部分のはんだはこんもりとした曲線を描きながらきらきら輝いている。

 フラックスの残滓などひとつもない。どのようにしたらこんなに美しくはんだ付けできるのかと、うらやましくなった。

 さて、月曜日は朝から本格的な雨なので一日中家にこもっていた。体調も悪く、脇腹まで痛くなってきた。この時間を活かすべく、WaveIOの電源をあつらえた。

 このWaveIOは小さな基板ながら最低でも500mAを消費する。電源供給回路はMOS-FET(IRF610)を使った無帰還のレギュレータにした。回路が簡単で、なおかつトラブルがない。帰還型レギュレータにはないメリットがあるように思う。

 電源が出来上がったところで妻が使っているiMacにつなぎ、きちんとUSB装置として認識していることを確認。特別なドライバーなしで接続できるところはさすがMac OSならではだ。

 DAC基板はすでに出来上がっている。あとはCounterpoint SA-20につなげられるようにIVC基板を組み立てる仕事が残っている。

USB DAC完成2012年08月18日 21時11分37秒

USBオーディオに初挑戦。私なりに設計したUSB DACは以下の様な構成とした。

USBインターフェースはWaveIO、DACは藤原さん頒布のES9018S(クロック逓倍基板アドオン)、出力部はMOS-FETによるソースフォロワーで受けて、トランス出力。ここでおよそ12dBのゲインを稼いでいる。

16日の午後から夜遅くまで時間をかけ、やっとケーシングが終了した。さっそくiMacに接続。ところが音が出ない。その日は時間切れでおしまい。

翌日、早速デバッグ。オシロがあると原因究明は早い。WaveIOのIsolated Outputの信号がまったく出ていない。真っ青。壊れてしまったのか。。

気持ちを落ち着かせて、WaveIOとES9018S基板のI2S信号受け渡しに間違いがないか、じっくりチェック。やっぱり間違っていた。信号線をすべてGND端子に接続していたorz

修正してほどなく正常に音が出ることを確認。ここでやっとほっとした。

現在ITunesでネットラジオを聞いている。1818VSLとは違う。違わないと困るのだが。

ところで今回はじめてのUSBオーディオに挑戦していろいろなことを学んだ

一番戸惑ったのがUSBケーブル。なんでも良いかと思ったら大違い。きちんと接続しているのにUSB機器を認識しないケーブルが続出。我が家にあるUSBケーブルでは唯一1818VSLに付属してきたケーブルだけがきちんと認識してくれた。

ネットで調べると、USBケーブルは奥が深いらしい。早速オヤイデ電気にケーブルとコネクタを注文して自作することにした。

DAC9018D 完成2012年08月27日 12時14分03秒

藤原さんから分けていただいたDAC9018Dが無事完成した。

前回、妻のUSB DACとしてDAC9018Sを作っていたのでだいぶ要領はわかっていた。でも最初の火入れの時は緊張した。これで動かなかったら胃が痛くなっていたかもしれない。幸い一発で出力ピンから信号が出ていることを確認できた。

とは言いながら、やはり細かいところで手直しが必要だった。問題があったのは、デジタル3.3Vレギュレーター。ここにはSalas Reflektor 2011を採用している。シャントレギュレーターなので、余裕を持って電流を流しておかないとうまく動作しない。設定した電流値が不足し、所定の電圧が出ないトラブルにみまわれた。

予想以上に電流を消費することに驚いた。放熱器の余裕を考慮すると一台でデジタル3.3V電源を賄うのは厳しい。結局2台に分けて供給するように後で変更した。

その分け方について。Jitter Cleaner のSI5317Dを独立給電するのがよいことはわかるのだが、どこをパターンカットしたら良いのか、ポイントを決めるのはちょっと面倒だなと思っていた。

調べてみると、カニさんがとっくの昔にこのことを実践しておられた。今回、カニさんの記事をおおいに参考にさせていただいた。DAC9018Dのパターンを追いかけてみると、なるほど最も合理的で最も作業しやすいポイントでパターンカットしている。なおかつ、無事に動作したとの実績があるから心強い。早速もう一台レギュレーターを組み立て、インストールした。

ということで昨夜、まな板の上にバラック状態で組み立て、音を出した。電源トランスは全て新品だし、コンデンサも新品なので音が悪いことは覚悟していたが、最初はまったくひどいものだった。2時間経過して少し落ち着いてきた。

エージング不足の状態でもDAC9018Sとは明らかな違いを聞き分けることができる。音に開放感があり、抑圧された感じがより少なくなっている。それからSタイプで気になっていた高い音域での刺々しさがあまりない。

これからおよそ100時間はエージングが必要だろう。さてさてどんなふうに変化してくのか楽しみだ。

蒸し暑くて走りたくない2012年08月27日 15時38分29秒

今日は休日。おまけに朝から快晴。しかし、走る意欲全くなし。最近蒸し暑い日が続いていて、それだけで体力を消耗してしまう。おまけにここ何週間も、日曜日は仕事ですべての体力を使い果たしてしまい、月曜日はもぬけの殻状態になっている。

深夜から明け方にかけては涼しくて寝やすいのは救いなのだが、昼間の蒸し暑さには閉口だ。天気予報によれば、この先もしばらく暑い日が続く様子。うんざりだ。

私にとって、少し肌寒く感じられるくらいがちょうど良いらしい。

DAC9018Dの電源(1)2012年08月27日 15時46分43秒

Salas Reflektor 2011の+3.3Vタイプ。