午後から手稲TTへ2010年10月18日 17時29分41秒

 徐々に秋も深まってきた。今シーズンも残り少なくなってきた。
 午前中、妻が自転車小物を買いたいというのでサイクル小野さんに出かけていった。すぐに二階に上がり高級バイクを鑑賞。妻は先月ルイガノちゃんを買ったばかりなのだが、あれが欲しいこれが欲しいを連発。ついには店長のバイク(Canondale)に触れて「かるーい、かっこいい!」と叫ぶ始末。しばし店長と自転車談義。いやー、おもしろかった。
 妻のお気に入りはスペシャライズドで、帰りに2010年カタログを無料でもらってきた。気が変わらなければ、そのうちとってもすごいバイクを買うかもしれない。その前に僕のも買って欲しいのだが。。。

 それはさておき、午後から妻と一緒に最近定例になっている豊平川CRへ。お昼を食べてすぐにがんばったせいで、妻はあまり調子が良くないらしく、気温が低いこともあって帰りには足がつってしまった。しばし、中島公園で回復を待つ。妻から「後は一人で帰れるから」というお言葉をいただき、私はそのまま手稲山へ。

 上り口に到着して、装備をととのえる。ウインドブレーカーとアームウォーマーを脱いで、上は半袖姿に。下はロングタイツ。手袋はロング。山登りではかなりの熱量を発するので、私の場合これくらいがちょうど良い。

 この季節はどうしても風が強く感じられる。特にゴルフ場クラブハウス前の急坂は、ただでさえ一番苦しいところだが、今日は上に行くに従い強烈な向かい風。時速10Km/h まで落ちる。一瞬心が折れて、もう止めようかと思ったほど。内心、今日はクラブハウス前を18分以下で通過することを目標にしていたが、結局19分で通過。今までの私にしてみれば、それほど遅くはないとは言え、ちょっとがっかり。
 スタート直後は、足がくるくる回って、いい調子かなとおもったのに心拍数が上がり、乳酸がすぐにたまりはじめた。こうなると、ひたすら耐えるしかない。これを解消していくのが今後の課題のようだ。
 
 結局、タイムは33分50秒。
 今年の記録を振り返ってみると、6月7日に32分48秒。8月9日に34分55秒となっている。これまでの自己ベストは2008年7月28日の32分18秒。なかなか自己ベスト更新とはいかない。

 今日は、スプロケットを交換するのをすっかり忘れ、11-23Tで上った。やっぱり、私の足にはギアが足りない。重いギアを回さなければならないので、乳酸がたまりやすくなる。ホイールは7850-SL。

 ちなみに、サイクル小野さんの店長と話をしていたら、店長も手稲TTのタイムは普段は35分くらいのご様子。ところがFulcrum Racing Light XLRに履き替えたら一挙に30分を切ったとか。すごい!そんなに違うのかと驚いた。このホイールは上りに強いと力説していた。調べてみると、確かに超軽量だ。


 さて、Selle SMP Compositのその後。シートポストは一本締めのまま。サドル角度は水平にして、ペダリングがスムースになる位置をベスト解とした(今のところ)。固定ローラーで回しているときは、どうしてもお尻が定まらず、やっぱりだめかなと正直思っていた。

 しかし、実走すると印象ががらりと変わった。ある方が言われるように、「サドルが消えた」ということはない。しかし、当初感じた違和感が大分薄れた。長距離乗っても大丈夫ではないかと思えるようになった。よかった。まずは第一関門突破という所だろうか。そのうち、なじんできてもっとぴったりとするだろうと楽観視している。
 アリオネで生じていた股間のしびれは皆無。ありがたい。これでペダリングに集中できる。

 座り心地については、消極的な表現にとどめるけれど、ペダリングに対する効果の面ではかなり積極的な評価ができる。まず最初に感じるのは、とにかく足がなめらかに動くこと。今まで「もさもさ」していたのが、「きびきび」動くような印象だ。

 それからこれはあまり触れられていないが、コーナリングでのバイクの制御がしやすくなったのも大きなメリット。例えば右に曲がるとき、右の太ももをぴたりとサドルに押しつけるが、このときトップチューブにひざが接触する。これができるとバイクがより安定する。私の場合、アリオネのときはこれができなかったように思う。

 それから、サドル位置が今までと少し変化したせいのだろうか、ペダリングのイメージが良い方に変わった。特に12時から3時にかけてパワーの入力がはっきりとわかりやすくなった。これが得られただけでも、買った価値はあったと思う。

 今日の手稲山からの帰り、足が回るのでいつもより巡航速度が上がった印象だ(追い風だったのかも)。