朝里峠から中山峠へ2008年06月02日 14時50分37秒

 天気予報は9時から晴れマーク。このごろ寒い日が続き、どうもすっきりしない日が続いていたので、期待しながら8時5分に出発。目的地は朝里峠。体力の余裕があれば中山峠にも足を伸ばす予定。

 今年に入って朝里峠には良い思い出がない。風が強い。寒い。雨が降る。三拍子の攻勢が続いていた。果たして今回は。やっぱり寒かった。風がないのは良かったのだが、天気の回復が予報よりも遅くなったらしく、ずっとどんよりとした曇り。おかげで鼻水を流しながらのライドとなった。アームウォーマを持ってくればと最後まで悔やまれた。寒いせいで、エゾセミの鳴き声も聞こえない。

 国道5号線の朝里温泉分岐交差点までは65分。標準的なタイム。今回のヒルクライムは、平均時速を維持することを意識した。これまでは、平坦部分では漕ぎまくって速度を上げ、急坂部分になるとへばって速度を落とす。全体で平均速度が落ちてしまう傾向があった。目標の平均速度を欲張らずに17〜20Km/hとして、平坦部でもがんばらないことにした。もちろん急坂にさしかかると17Km/hは難しい。だいたい14Km/hに落ちてしまう。それもよしとする。

 こんな上り方で、朝里ダムのビジターセンターから峠のトンネル出口まで32分。これまで正確に時間を計ったことはなかったが、35分はかかっていたように思う。やっぱり、この方法は有効のようだ。

 定山渓温泉に降りてきて、中山峠に向かう決断をする。久しぶりに温泉街の坂道を下ったり上ったりした。石畳の坂道でえらい難儀した。おまけに途中工事で片側交互通行。坂道発進に緊張。後ろから車が。。自転車が壊れるかと思うくらい振動が激しい。
 道路のでこぼこと言えば、朝里峠方面から降りてくるとき四ツ峰トンネル入り口に設置してあるあのでこぼこ路面だけはなんとかしてもらいたい。自転車もそうだけれど、体にもよろしくない。日本の道路は自動車優先に作られていて自転車が走ることはあまり考慮されていない。これからもっともっとローディが多くなって、道路行政にもの申すくらいになればと願う。

 さて定山渓から中山峠。トンネルは無事に通過。長時間、坂を上っていると乳酸がたまってきて筋肉に痛みを感じるが、何度も繰り返してくると、痛みがあってもペダルを回すことができるようになる。それから今回は不思議と息が切れない。どこかに体力の余裕を感じる。

 峠の駐車場で10分間休憩。自宅に帰りの予定時間を電話で連絡。ここから今来た道を引き返す。トンネルに入ったときは後ろからの車の音は聞こえなかった。前方ライト点灯確認。後ろのテールランプは自宅を出るときから点滅モードにしている。
 トンネルを入って少ししてから、後ろから車の気配。大型トラックらしい。下り坂なので、こちらは車に迷惑をかけまいとトップに入れ、速度を上げてトンネル出口を目指す。ところが驚いたことにトラックが追い越しにかかってきた。自転車の速度計は50Km/hを超えている。頭がもうろうとして、平衡感覚もだいぶ怪しい状態の中で、トラックが轟音を立ててすれすれに追い越していく。これまでトンネルを何度も超えてきたが、今回はかなり厳しかった。あの運転手さん、どんなことを考えていたのだろう。
 
 札幌市内が近づくにつれ薄日が射してきて暖かくなる。ああ、なんと皮肉なこと。路面電車車庫付近の交差点で赤信号待ちしていたら、後ろから来た自転車乗りから「LOOKですか。すごいですね」と声をかけられる。まんざら悪い気はしない。「えーまあ」と答える。この方は普段からロードバイクに関心がおありなのだろう。
 いつもなら、自宅近くになるとへろへろになるのだが、今回は最後まで余裕。まだ走れそうだ。黒酢のおかげだろうか?

 それで今日の結果。
走行距離 130Km
走行時間 4時間52分
平均速度 26.8Km/h

 市街地に入ると赤信号で何度も減速、停止、発進を繰り返さなければならない。これは結構体力を消耗する。