Counterpointの回路2007年05月03日 12時34分21秒

 Counterpoint SA100の回路が公開されている。それをつらつらと眺めていたら、終段のFETのドライブの方法に特徴があることがわかった。定電流負荷カソード・フォロワーである。定電流回路の一部を使ってゲイン調整もしているようだ。思わずうなってしまった。すでに20年以上も前に終段のドライブ法について正確に理解できる設計者がいたのだ。どうしてCounterpointの音がすばらしいのか。その秘密の一つを発見したように思う。

 と同時に、これまで私が目指してきた方向と一致していたことにうれしさも感じる。CounterpointのパワーアンプはBTLの使用を前提としているということ。また無帰還回路にこだわることも同じである。

 これまでパワーアンプをBTLで使った経験はない。けれども、今回のI/V変換回路での効果を目の当たりにすると、パワーアンプも、という妄想がわき起こってくる。

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