現在の音2006年07月30日 15時56分33秒

 DEM Clockを導入した後、以前の音とは劇的に変化したことをつくずく感じる。まず低音域にめざましい効果がある。以前の音はピーク、ディップが激しく、音が団子状になっていたことがわかる。低音が出ているように聞こえるのだが、不正確なのだ。正しくない音をあたかもすばらしい音であるかのように満足していたに過ぎなかった。
 ところが、DEM Clockによってピーク、ディップが取り去られたことにより、音が「正しく」出てくるようになった。不思議なことに、以前なら音量をあげないと満足できないときがあったが、今はどんな音量であっても自然に聞こえてくる。CDに含まれている情報量がこれほどまであったのかと驚くばかりである。
 アナログ時代の音と比べてみる。残念ながらというか、うれしいことにもはやアナログには未練がなくなった。近いうちにLPレコードを全部処分しようと考えている。アナログレコードプレーヤもオークションで処分しようか。
 再生装置をながらく追究してきたが、もう行き着くところまで来てしまったような気がする。もうあれをどうしよう、これをどうしようという意欲がなくなった。もうこれで満足だ。(たぶん、そのうちまた改造の虫が出てくるのだろうけれど)
 CDの音をすべて出し切っているような思いがある。すべてが自然で、感動的だ。もう後は、CDの演奏に没頭するだけだ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2006/07/30/466508/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。