サブシステム2006年03月14日 20時51分15秒

 妻からいつでもすぐに聴くことが出来るようにして欲しいとの注文が出された。今までFMを聴いていたのだが、大好きなクラッシクの時間が少ないのと、ラジオは聴くに堪えない音質だと言うのだ。もちろん、チューナーの品質が貧しいせいである。
 こういう時は腰も軽くすぐに応じるべきである。夫の趣味が、いかに世の役に立つものであるのかをアピールする絶好の機会である。
 ということで以前にオークションで落札したYAMAHAのCDX-2200を妻の居室に設置した。販売されたのは15年以上も前のものだが、当時の最高級機種の一つだったらしい。販売価格は確か18万円くらいだったか。入手した中古機は、年数の割に汚れは少なく、「良品」の部類であったので、その点はうれしかった。ただし、トレーが開かないということで「ジャンク扱い」であった。ふたを開けてみたら、案の定ゴムベルトが劣化して、プーリーが空回りしていた。手持ちで同じようなベルトがないか捜してみたら、あった。以前、これもオークションで購入したMDデッキのなかに全く同じベルトが使われていた。このMDデッキは完全ジャンクになっていたので、躊躇なくベルトを移植。結果、問題なく動作した。
 CDデッキの内部は、かなりきれいで、外観から見ても、以前のオーナーはほとんど使っていなかったのではないかと推測された。リモコンなどは全く汚れがなく、指さえほとんど触れた形跡もない。内部を見ると改造の余地が沢山あるが、いっさい手をつけていない。
 さて、このデッキの出力はUHS-MOS自作アンプに接続された。スピーカも自作である。
 妻の評価は厳しかった。曰く、「まるでラジカセ!聴きたくない。あの音を聴いたら、耳が肥えてしまってこまっちゃうわ。」
 うーん。喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか、複雑な思いである。ということで、今後サブシステムにも力を入れてみたいと思う。

サブシステムのアンプ2006年03月26日 15時17分55秒

 サブシステムに使っているアンプは、部品箱の中で転がっていたパーツをくみ上げたものである。オリジナルはMJ1996年12月号に掲載された金田氏設計のNo.144回路。電圧増幅段の電圧は±26V、出力段を±14Vとし、UHCMOS-G1を搭載している。
 最初は発振に手こずったが、出力段のバイパスコンデンサにタンタルコン2.2μFを追加したら安定した。それ以外はトラブルなく完成。ところが音がいまいちである。長時間聞いていると疲れるのだ。
 もしかしてCDプレーヤーが原因かもしれないと考え、メインシステムのCDプレーヤーにつないで聴いてみた。やっぱり耳が痛くなる。どうもアンプがうまく動いていないような気がする。
 予想されるのは、電圧が低過ぎるのかもしれないということ。オリジナルはもっと電圧が高い。もう一つ考えられるのは、電圧増幅段用の電源に使用している電解コンデンサが古いこと。四半世紀前のPW型である。やっぱり、コンデンサは新しいものにした方が良いかもしれない。