C3g+300B SE 高負帰還アンプ8月18日版 測定篇2022年09月09日 21時53分21秒

8月18日に掲載した300Bアンプの測定した結果を挙げておく。

まずは歪率。
8月9日版に比べると変化の傾向がかなり異なり、10KHzの歪率が若干悪い。おそらく初段のスクリーングリッド電圧を調整することで、各周波数の歪率をもっとそろえることができるだろうが、今回はこのままとする。
0.1W以下の歪率が悪化するのはノイズのせいであろう。ちなみに200Hzのフィルターを入れるとノイズはかなり小さくなる。

続いて周波崇徳性。
位相補正のCの値を小さくしたことが効いて、高域が伸びている。

その後毎日火を入れているが、まったく安心して聴くことができる。これで我が家におけるパワーアンプの標準原器となった。

顔面麻痺 その後2022年09月09日 22時13分44秒

麻痺を発症したのは7月22日だから、およそ7週間が経過した。当初の主治医の話では1〜2ヶ月でだいぶ快復するだろうとのことだったが、どうも雲行きが怪しくなってきた。あいかわらず、右側がほとんど動かない。

今は便利な時代で、ネット検索すると顔面麻痺したときのマッサージ法とかリハビリの情報がふんだんに手に入る。それを参考にしながら一生懸命リハビリに励んでいるつもりだが、目に見えるような効果が出て来ない。気分もちょっと悲観的になる。

そんなとき、職場の同僚が声をかけてくれた。この3月にアキレス腱を切ってしまい、病院のリハビリに加えて鍼灸院に通ったら期待以上に良かったので、そちらも考えたらどうかと言う。

鍼灸はこれまで経験したことがないのでちょっと迷った。が、このまま快復がずるずると長引くのかと考えると、そうも言ってられいない。思い切って予約の電話を入れ、今度の日曜日に行ってみることにした。さてどうなるか。

13D2 ラインアンプのヒーター定電流回路2022年09月14日 21時55分13秒

数週間前のこと、ラインアンプの電源を入れたところ左チャンネルの真空管(13D2)のヒーターが突然ともらないというトラブルが起きた。
最初は真空管のヒーターが切れたのかと思ったが、調べるとちゃんと導通がある。ということはヒーター定電流回路の故障に絞られる。

アンプを裏返し内部を点検してみるとGaN素子が故障していたのを発見。幸いにしてオープンモードで壊れてくれたので異常電流が流れず真空管は守られた。このGaN素子は他のアンプからの使い回ししたもの。おそらくそのとき何らかの異常が発生し、破壊要因が潜んでいたのかもしれない。

ヒーターがともらなくなった当初は困ったと思ったが、これを機会に以前から気になっていたことを試してみることにした。
定電流回路の変更である。

まずは修正以前の回路を示す。
回路図の下側がヒーター定電流回路で、定石通りに2N4401のベース・エミッター間電圧を利用して電流値を設定する。
しかし、この方法を用いると音が悪いことは石塚峻氏がずっと以前から提唱し、TL431を用いるようにと具体例まで示してくれている。実を言うと、すでに300Bシングルアンプの300Bフィラメントはこの方法で点火するようにしてある。しかしラインアンプは手つかずのままだった。

そこで次のような回路に変更する。メインの増幅部とB電源は変更ない。
この回路変更の効果は予想以上で、空間が透明になって演奏者の姿が見えるかのように様変わりする。もう従来手法には戻れない。それほど決定的である。
ヒーターの点火方法がここまで音に影響するのかと、改めてオーディオの奥の深さを実感する。世は一般整流ダイオードと三端子レギュレーターを使った点火回路が一般的であるが、もういちど原点を見直した方がよいのではないだろうか。

こうなるとLaptech水晶発振器に使っているWE404Aのヒーター点火回路が次の課題となる。ここも従来手法で定電流回路を構成したままである。回路の源流に遡るほど(つまりクロック発振器が源流になるわけだが)システム全体への影響が大きいことは経験済みである。ここをいじったらどうなるかと考えただけでちょっと興奮してくる。その顛末はまた別の記事で。