朝里峠へ2017年11月13日 22時02分49秒

昨夜から雨が降っていたのが、朝起きてみると陽が出ている。天気予報によれば午後から天気が崩れて雨になるという。少々寝坊したので出発は9時50分。峠は雪が積もっているはずだから、行けるところまで行って引き返すつもりだった。

ホイルはShamal Ultra。これまで使ってきたDura Ace、Eurus、BORA ONEがかすんで見えるほど作りは別格で、乗っているのが楽しくてしょうがない。
装備は完全冬仕様でウインドブレーカー、ウインターシューズカバーを着用した。

銭函あたりまで追い風基調でその先から向かい風に変わった。朝里温泉分岐の交差点まで50分弱。ここを左折して温泉街に向かう。意外に雪はない。
朝里大橋は9月に通った頃は工事中で、片側交互通行になっていたのが、いまは工事も終わっていた。ロードヒーティングが入っているらしく、完全な乾燥路面である。その先ダム記念館をすぎると、路側帯に雪が積もってくる。路面も濡れている。例の斜度がきつくなるヘアピンカーブでは、およそ12Km/hで行く。意外に速度が落ちない。手稲山のトレーニングが効いているようだ。その先のダラダラ斜面は13Km/hを維持。ただし、トンネルが見えてくるあたりで力尽きて、がくんと速度が落ちる。後は流すだけ。

最初のトンネルを超えると路面に雪がシャーベット状に積もっている。ただし走るのには支障がない。
三つ目のトンネルを出ると冬景色になる。そのまま進むかちょっと迷ったが、注意しながら峠を目指す。峠のトンネルから出くる大型トラックが水しぶきではなく、雪煙を上げていた。

と言いながら、無事に峠トンネル手前の駐車場着。記念写真をとって、ここでUターン。左足をペダルからはずして万が一に備えながらそろそろと降りていく。融雪剤をまいているので凍結はしていない。数日前にこの道路の定山渓側で大型バスがスリップして路外に飛び出すという事故があったそうだ。事故現場の写真を見たら、真冬かと思うほど雪が積もっていた。

さて、圧雪路面が終わったので左足をペダルにロックさせようとしたら、はまらない。クリートに雪がくっついている。ばんばんとペダルにシューズをぶつけて雪を払い落としてやっとロックした。

その先はいつもの通り。ただ、気温が低いときにがんばりながら上り坂を登ると思考能力が若干低下するので要注意である。

家に戻ったのが午後1時9分。妻がミートソース・スパゲティを作って待っていてくれた。今シーズンの朝里峠参りはこれにてクローズ(おそらく)。

Dynaco MK3の改造(20)位相補正2017年11月13日 22時56分07秒

ジャンク箱をあさったら120pFが四個出てきた。耐圧は100V。早速NFB抵抗の10KΩにパラってみた。ところが出てきた音はあまり芳しくない。相変わらず高域に癖がある。

こうなると、オリジナル回路と異なるところに手を付けることになる。どこかと言えば、出力段KT88のスクリーン・グリッド(SG)から初段のカソードに100pF(オリジナルでは390pFとなっている)で帰還をかけるところ。これがどれくらい効くものなのか、いろいろ検索してみたけれど情報がない。渡辺直樹先生がMJ1997年7月号でDybnaco MK3を取り上げているのだが、なぜかこの部分については言及がない。

日曜日に注文していたマイカ・コンデンサが届いたので早速ハンダ付け作業に取り掛かった。10KHzの矩形波を入れたときの出力波形は次の通り。
気になっていたオーバーシュートはきれいになくなっている。

音を聴いてみた。驚いた。これが同じアンプかと思うほど音の姿かたちが違う。詳細はまたあとで。