カーボンフレーム検品 その1 ― 2014年03月02日 21時28分42秒

税関を通過したその翌日、自宅に届いた。中国から出荷されたと通知が来てから3日目。妻が自宅にいて、仕事場にメールで「今届いたよ」と連絡してくれた。早めに仕事を切り上げて、自宅に戻る。
梱包を解き、カラー、サイズ、付属品を確認。問題なし。ここで第一関門クリア。遠目からはペイントが美しく見える。これで十分ではないかと思えてくる。ところが。。
細部を確認していくにつれ、やはり値段相応かと思わざるを得なくなってきた。写真は、BBの左側。非常に雑な仕上げだ。指で触れてみると、ごつごつした凹凸を感じる。きちんとベアリングが収まるのか不安になってくる。
LOOK595が我が家にやってきたときは、布団に入れて抱いて寝ても良いと思ったものだ。でも今回はそんな気が起きない。やはり高価なものはそれなりの手間と品質管理が行き届いていて、所有する喜びを提供してくれる。
梱包を解き、カラー、サイズ、付属品を確認。問題なし。ここで第一関門クリア。遠目からはペイントが美しく見える。これで十分ではないかと思えてくる。ところが。。
細部を確認していくにつれ、やはり値段相応かと思わざるを得なくなってきた。写真は、BBの左側。非常に雑な仕上げだ。指で触れてみると、ごつごつした凹凸を感じる。きちんとベアリングが収まるのか不安になってくる。
LOOK595が我が家にやってきたときは、布団に入れて抱いて寝ても良いと思ったものだ。でも今回はそんな気が起きない。やはり高価なものはそれなりの手間と品質管理が行き届いていて、所有する喜びを提供してくれる。
カーボンフレーム検品 その2 ― 2014年03月02日 21時41分18秒

このフレームはケーブル類がすべて内装されるタイプ。LOOK595では、フレームの内部にパイプが通っていて、何もしなくても入り口と出口はきちんとつながるようになっていた。
しかしこのフレームはそんな配慮はまったくない。つまり、自分でなんとか入り口と出口をつなぐしかない。そのために、直径2mmのプラスチック製ホースが付属していて、ケーブルを敷設する前に自分でホースを通す必要がある。それも、BBやヘッドセットをフレームに組み付ける前にこの作業はをやっておかなければならない。さもないと、にっちもさっちもいかなくなる。
そんな手間がかかるところは欠点ではあるが、ケーブル類が外に出ないのは非常にすっきりとして良い。コツさえつかめば何とかなる。
ところが、やはりここでも工作精度の荒さが目についてしまう。写真はリアブレーキケーブルの出口。穴の周りにバリが盛大に残っている。遠くからは見えない部分ではあるが、間近で見てしまうと少々がっかりする。
小中学生の頃プラモデルをよく作ったものだが、田宮のキットはバリがほとんどなく気持ちがよかったのを思い出した。
このフレームは、総じてがんがん追い込んで限界まで使い倒す用途には不向きと思わざるを得ない。その辺りの限界をわきまえることができるなら、選択肢の一つと考えることは可能だろう。ただし、組み立てスキルはそれなりのレベルが求められることは覚悟しなければならない。いろいろな苦労がつきまとう可能性がある。
しかしこのフレームはそんな配慮はまったくない。つまり、自分でなんとか入り口と出口をつなぐしかない。そのために、直径2mmのプラスチック製ホースが付属していて、ケーブルを敷設する前に自分でホースを通す必要がある。それも、BBやヘッドセットをフレームに組み付ける前にこの作業はをやっておかなければならない。さもないと、にっちもさっちもいかなくなる。
そんな手間がかかるところは欠点ではあるが、ケーブル類が外に出ないのは非常にすっきりとして良い。コツさえつかめば何とかなる。
ところが、やはりここでも工作精度の荒さが目についてしまう。写真はリアブレーキケーブルの出口。穴の周りにバリが盛大に残っている。遠くからは見えない部分ではあるが、間近で見てしまうと少々がっかりする。
小中学生の頃プラモデルをよく作ったものだが、田宮のキットはバリがほとんどなく気持ちがよかったのを思い出した。
このフレームは、総じてがんがん追い込んで限界まで使い倒す用途には不向きと思わざるを得ない。その辺りの限界をわきまえることができるなら、選択肢の一つと考えることは可能だろう。ただし、組み立てスキルはそれなりのレベルが求められることは覚悟しなければならない。いろいろな苦労がつきまとう可能性がある。
ラインアンプ入力部変更 ― 2014年03月05日 22時12分30秒
ラインアンプに変更を加えた。
最近、ネットワークの減衰抵抗をVARに入れ替えたあたりから全体に音が静かになり、ボリュームを上げないと音が前に出なくなってきた。何となく寂しい音に聞こえる。システム全体のゲインが足りない現象だ。しかし、簡単にはゲインを上げる手だてがない。考えた末にトランスを起用することにした。
これまでDACとの接続に巨大なテフロンコンを使ってきた。これをトランス入力にする。ラジオ放送収録用の調整卓から取り外したマイク/ライン入力基板、それに搭載されていたトランスだ。型番はPI200203。1次が200Ω、2次が2KΩの昇圧トランス。メーカーは不明だが、USAとプリントされている。
終端をどうするか迷ったが、最初は終端なしで聞いてみた。ゲインがおよそ20dBなので、ちょっとボリュームを上げただけで必要な音量になる。豊かな音だ。ぐんぐんと前に出てくる。しかしよく聞くと、高い周波数域に微妙な濁りが感じられる。やはり終端抵抗が必要だ。
終端抵抗の品質が音に大きく影響することはこれまで経験済み。VARしか使えない。手もとにあるのは、2.7Kと5.6K。ちょっと変則的だが、あるものを使うしかない。2次側に回路図にある通りに入れてみた。2次側のDCRが4.5K程度あるため、終端抵抗と減衰ネットワークを形成してしまう。音量はだいぶ下がってしまったが、問題ない。
なんとも豊かで立体的な音だ。これは大正解。良いトランスがたまたまあったのが幸いした。あの調整卓は12チャンネルくらいあったので、手元にはまだごろごろ転がっている。
最近、ネットワークの減衰抵抗をVARに入れ替えたあたりから全体に音が静かになり、ボリュームを上げないと音が前に出なくなってきた。何となく寂しい音に聞こえる。システム全体のゲインが足りない現象だ。しかし、簡単にはゲインを上げる手だてがない。考えた末にトランスを起用することにした。
これまでDACとの接続に巨大なテフロンコンを使ってきた。これをトランス入力にする。ラジオ放送収録用の調整卓から取り外したマイク/ライン入力基板、それに搭載されていたトランスだ。型番はPI200203。1次が200Ω、2次が2KΩの昇圧トランス。メーカーは不明だが、USAとプリントされている。
終端をどうするか迷ったが、最初は終端なしで聞いてみた。ゲインがおよそ20dBなので、ちょっとボリュームを上げただけで必要な音量になる。豊かな音だ。ぐんぐんと前に出てくる。しかしよく聞くと、高い周波数域に微妙な濁りが感じられる。やはり終端抵抗が必要だ。
終端抵抗の品質が音に大きく影響することはこれまで経験済み。VARしか使えない。手もとにあるのは、2.7Kと5.6K。ちょっと変則的だが、あるものを使うしかない。2次側に回路図にある通りに入れてみた。2次側のDCRが4.5K程度あるため、終端抵抗と減衰ネットワークを形成してしまう。音量はだいぶ下がってしまったが、問題ない。
なんとも豊かで立体的な音だ。これは大正解。良いトランスがたまたまあったのが幸いした。あの調整卓は12チャンネルくらいあったので、手元にはまだごろごろ転がっている。
PI201203トランスの全景 ― 2014年03月05日 22時31分31秒

トランスの写真。調整卓メーカーの特注品と思われる。調整卓の回路図を見ると、1次側に160Ωのシャント抵抗を入れて、2次はオープンとする使い方をしている。
いつか、適正値のVARを手に入れて実験してみたい。
いつか、適正値のVARを手に入れて実験してみたい。
プレスフィットBB圧入成功と思ったら。。 ― 2014年03月05日 22時36分00秒

治具を工夫して、プレスフィットBBをカーボンフレームに圧入した。治具が情けないくらいお粗末なので、結構苦労した。苦闘1時間、なんとか圧入成功。最後の一押しでフレームから「パキン」と音がしたときは冷や汗が出た。よく見たが、特段どこかに傷が入ったようではなさそう。まったく心臓に悪い。
使い古したFC-6600を挿入してみると、すんなりと入った。そこまでは良かった。左のクランクを装着しようとしたら、なんと、奥まで入りきらない。最初目を疑った。何度繰り返しても同じ。つまり、BBの左右幅が規定よりも大きいのだ。どうして?
数秒考えて原因判明。中国から送られてきたプレスフィットBBには丁寧に左右のカップに一個ずつ、スペーサーがはめられていた。何も考えず、これはデフォルトで必要なものと思い込み、スペーサーも一緒にインストールしてしまった。これが敗因。ロードフレームには不要なものだったらしい。気がついたときはもう手遅れ。もう一度BBを外して付け直すしかない。
プレスフィットBBを外すためには特別な治具が必要だ。これはさすがに手作りできない。結局購入するはめになった。今日それが届いた。
プレスフィットBBを予備にもう一組買っておいて良かった。取り外すときに壊してもなんとか前に進めることができる。ケーブル類も到着したので、必要なものはバーテープを除いてほとんどそろったことになる。
使い古したFC-6600を挿入してみると、すんなりと入った。そこまでは良かった。左のクランクを装着しようとしたら、なんと、奥まで入りきらない。最初目を疑った。何度繰り返しても同じ。つまり、BBの左右幅が規定よりも大きいのだ。どうして?
数秒考えて原因判明。中国から送られてきたプレスフィットBBには丁寧に左右のカップに一個ずつ、スペーサーがはめられていた。何も考えず、これはデフォルトで必要なものと思い込み、スペーサーも一緒にインストールしてしまった。これが敗因。ロードフレームには不要なものだったらしい。気がついたときはもう手遅れ。もう一度BBを外して付け直すしかない。
プレスフィットBBを外すためには特別な治具が必要だ。これはさすがに手作りできない。結局購入するはめになった。今日それが届いた。
プレスフィットBBを予備にもう一組買っておいて良かった。取り外すときに壊してもなんとか前に進めることができる。ケーブル類も到着したので、必要なものはバーテープを除いてほとんどそろったことになる。
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