3日連続手稲山2014年09月25日 14時46分05秒

23日から年に一度の長期休暇に入った。長期と言っても8日間。その23日も午後から仕事が入ってしまったので、実質7.5日。旅行に出かける計画はない。家でのんびり過ごすのが我が家のスタイルである。

しかし何も計画しないと無駄に時間が過ぎていくだけで、充実感が得られないのも事実。そこでテーマを一つ決めておくことにした。今回は、「毎日手稲山に登る」ことを目標にしてみた。幸い、ずっと晴れまたは曇の予報が続くようだ。

23日は一本。24,25日は二本、登ってきた。無理をすれば三本も可能かもしれないが、翌日に疲れを持ち越してしまう。結局、途中で挫折するだけなので、そこまでは追い込まない。

写真は今日の一本目に登った時に撮影したもの。紅葉が始まってきているが、まだ本格的ではない。ロープウエイ駅が閉鎖されてから、年ごとに少しずつ老朽化していく様子がなんだか物悲しい。

走りこむことでタイムの改善を目指そうかとも考えたが、足に乳酸がたまり、日を重ねるごとにだんだん遅くなっていく。早く登るためには、むしろLSD走こそが有効だろうと思う。

DACの出力トランス2014年09月25日 15時08分47秒

妻が使っているパイプオルガンの音源はHauptwerk社から購入したものである。実際のオルガンを録音してサンプリングしたものなので、実にリアルである。オーディオシステムが良くなればなるほど、そのリアルさがよくわかってくる。

音源はMacに搭載されていて、USB経由でDDCに入り、FN1242Aでアナログに変換される。IRF610のバッファを介した後にトランスから出力される。パワーアンプはCounterpoint SA-12(大幅改造)である。

その妻から「音が悪くて練習に身が入らない。なんとかして」というクレームが来た。どこに原因があるのか、思い当たるところはあった。DACの出力トランスである。

実は、ES9018からFN1242Aに変更した際に、タムラのTF-3に入れ替えたのだ。そしてそれまで使っていたPO400601は、我がシステムに来てもらった。TF-3でも妻のシステムでは十分だろうと思ったのである。ところが、これがいけなかった。結局、全体の足を引っ張ることになってしまった。

対策はどうするか。PO400601は、ずば抜けて高い性能をもったトランスで、これに戻すしか方法がない。某所で使っている音響調整卓からはずすことにした。しかし、それでは調整卓が機能しなくなるので、代わりにTF-3と入れ替えた。幸い、音響調整卓が使われているところは音質が問われる場所ではないので、問題はなかった。

早速、妻のDACからTF-3をはずしPO400601をインストール。出てきた音を聞いた妻が感激した。その勢いで、音量調整に使っていたコスモスのボリュームをやめて、23ステップのアッテネーターに入れ替えた。VishayとDALE抵抗を使っている。

これでますます音が良くなった。妻も、練習に力がはいると言ってくれた。

その音響調整卓だが、11年前、偶然のように我が家にやってきたものである。何年もある建物の廊下に放置されていて、管理者がもう捨てるしかないねと言っていたのを私がたまたま聞いていて、それではもったいないので譲ってほしいと願いでたのがきっかけだった。相手も処分に困っていたので喜んで譲ってくれた。

もとはラジオ放送用の番組収録に使わていたもの。使われているCR類はそれほど高価なものではないが、基幹部品は別格である。さっすがプロ用とうなってしまう。

例えばICは、HarrisのHA-4741のセラミックパッケージ。作られた当時、信頼性と音質では最高のものだったはず。一説によれば、かのMark Levinsonのアンプにも使われてICだとか。

いまさらながら、すごい価値あるものをロハで頂いてしまったことに驚いている。

SA-20エージング中 その32014年09月25日 15時52分03秒

段間結合用のコンデンサをロシア製ペーパーオイルコンデンサに入れ替えてからほぼ一ヶ月が経過した。

当初はひどい音しか出なかった。低音はすっぱり切り落とされ、刺々しさもはなはだしかった。本当に良くなるのだろうかと気持ちが暗くなる時もあった。

それが、ここ数日の間で低音が出始めた。その低音の出方の変化であるが、「便秘」を連想してしまった。最初、出そうとしている気持ちが伝わるのだが、うまく出せないもどかしさ。それが次の日になると、快調に出始めてくるのだからおもしろい。しかし、まだ質が伴っていない。

今日現在は、全体としてのエネルギーバランスが大分整ってきたとは言え、「おいしい中音」の充実感がまだ乏しいと感じる。これがないと、音楽の感動が薄れてしまう。

まだ道半ばである。