今シーズン初自転車通勤2014年03月28日 21時30分14秒

 雪解けの状況を見ながらずっと頃合いを見計らっていたのだが、今日自転車通勤に初挑戦することにした。

 とは言っても、通常のコースでは、途中に雪解け水が流れているところがあるので、迂回コースをとる。自宅から旧国道までくだり、そこから右折してひらすら東に向かうコース。途中何度も信号にぶつかり、やたら長く感じられた。

 冬の間、通勤途中にある坂道を走って上ったり、体幹トレーニングやバランストレーニングを重ねてきたつもりなのだが、シーズン最初は情けないほどペダルを回せない。そういえば、昨年も同じことを感じていたか。

 さて、中華カーボンの乗り味。まず感じたのは、ハンドル周りが安定していること。実にコース取りがしやすいし、変な挙動がない。また、カーボンハンドルにしたこともあり、手に感じる振動がまろやかなのが好印象。まずは合格。

 発進時の加速性はどうか。同じホイールなので、もし従前まで使っていたLOOKと違うならば完全にフレームの違いが原因。うーん、特に加速が鋭くなったとは思えない。評価はイーブン。

 巡航性能はどうか。これも、向かい風があったためなのか、ぐんぐん前に進む感じが希薄。

 ペダルから感じるのは、粘る感触と言おうか。LOOK595のような「クイ、クイ」というような気持ちよさはない。悪く言えば「もっさり」。よく言えば「滑らか」。これも微妙なところ。もっとも、値段の差があるので比べるのは酷と言うもの。

 いろいろ書いたが、総合的に見ればこの値段でこの性能は「買い」だろう。自転車通勤と、普段の練習目的には有り余る性能だし、中級レベルのスキルを持つ人なら十分満足できるだろう。
 ただし、上級者には不満が残るレベル。

 これまでアルミフレームを使っていて、カーボンフレームに乗り換えたいのだが、資金的に限られている人には十分に選択肢の一つになりうる。ただし、組み立ての知識とスキルがあることが前提ではあるが。

 私も初めてアルミフレームからカーボンフレームに乗り換えたときの感激だけは忘れることができない。まるで絨毯の上を走っているような何とも言えない極上の感触。これを知ってしまうと、カーボンにしか乗りたくなくなる。

 ところで、長時間使用による耐久性はまだなにもわからない。その点を加味して自己責任で判断していただきたい。