WH-7850-SL ハブメンテナンス2014年02月11日 17時18分25秒

 この一年間、何の故障もなく無事に走ることができたのは、このホイールのおかげとも言える。なにしろ購入してから、ほとんどリムの振れが出たことがない。さすがにブレーキ面が削れてきているので、使えるのはあと数年くらいだろうか。

 前回、ハブのメンテナンスをしたのが2013年1月。あのときは、玉押しに虫食いが見つかったので、新品に交換した経緯がある。グリスはマイクロロンだった。

 今日の休みを利用し、一年に一度のグリスアップを行った。開けてみると、グリスは固化していて白っぽく変色していた。とは言え削れたり、虫食いを起こした様子もなかった。少しきつめに玉押しを調整しておいたおかげだろうか。

 ベアリングは数年前にセラミックに交換してある。今回は、グリスをどうしようかちょっと迷った。ずっと前にKrytoxを購入しておいて死蔵していた。これを入れてみることにした。あるところでは、これ以上ない究極のグリスと言われているが、別のところでは、耐久性がほとんどなく使えないという評価もある。リスクを承知で投入。

 玉押しの感覚もだいぶ慣れてきて、数回締めたり緩めたりしてベストポイントを出すことができた。手で持って回転させてみると、だいぶ滑らかになった気がする。この後、固定ローラーに装着して1時間ほど漕いでみたが、踏み込んだ瞬間、これまでと違う感覚がした。足の裏にチェーンをとおして振動がダイレクトに伝わってくる。もっとも、十分もすると慣れてしまい、違いがわからない。

 カンパのホイールと回転性能を比べてみた。自分なりにうまく調整できたと思ったのだが、相手が悪かった。カンパはどこまでも滑らかに回り続ける。

 おそらくシマノの場合、シールが厳重であるため、回転の滑らかさが少し犠牲になっているのだろう。これはどちらがすぐれているかではなく、設計思想の違いと理解すべき。

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