Salas Reflektor 2011実装風景2012年01月30日 09時40分41秒

 回路図ばかりではなんなので、実物を見ていただくと少し身近に感じていただけるかもしれない。

 組み立てた後から、放熱用にと、もともとシャーシ固定用の金具であったものを応急でMOS-FETにねじどめしたので、なんだか無様な格好になっている。

 実際に動作させてみると、心配したほどの発熱にはならなかった。できるならもう少し電流を流してみたい。今後の宿題である。

 また肝となる抵抗には手持ちのYAM巻線抵抗を使い、なおかつ抵抗値を合わせるために2本シリーズ接続にしたためちょっと大げさな基板になった。工夫すればもっと小さな規模に収めることができるはずだ。

 現在、ニチコンLE 820uF×2のエージングのため通電中である。はんだ付け直後は嫌な音が出なかったのに、翌日になると、OSコンでも経験したような高い方に偏った音が出てきた。部品によってエージングにも個性があるらしい。

 それからウィルソン・カレントミラーを構成する2N4403はそれぞれ熱結合させる必要がある。K式アンプの時はせっせとアラルダイトで接着させたものであるが、今回はシリコングリスを塗った後、タイバンドで固定して済ました。Salas氏もそのようにしているのだそうだ。やってみるとなるほどお手軽なので気に入った。

NP-126 終端抵抗2012年01月30日 10時04分32秒

 ついでにNP-126の終端抵抗の写真も掲載。

 長年にわたってすったもんだしてきた終端抵抗問題も、これで終止符が打たれた。

 このトランスは、理想としては600Ωで終端すべきである。しかし手持ちの関係もあって1KΩにした。最初はこの点を心配していたけれど、DACに新しいレギュレータを投入したこともあり、まったく問題がないことがわかった。