IVC for PCM1794 Ver,15.3に改訂予定 ― 2012年01月02日 20時43分55秒
昨年末から年をまたぐかたちでIVコンバータの改訂作業をしてきた。あれこれ手を加え、かなり改善が進んできた。しかし、どうしても周波数域の高いところに違和感が残ったままで、これを克服できずに悩んでいた。
最初に思いついた対策は、ローパスフィルターのCを増やしてカット周波数を低くすること。しかしこれは大失敗だった。カット周波数を低くすればするほど、ますます音が硬くなる。
最初はなぜこうなるのか不思議だった、おそらく位相が可聴周波数帯域で急激に変化したせいだろうと推測している。
そこで基本に立ち返りPCM1794のデータシートに掲載されている推奨のカット周波数に合わせることにした。計算するとおよそ90KHzだ。
現状のIVコンバータでは電流・電圧変換抵抗が2.7KΩなので、ホット信号とコールド信号の間にCをまたがせる方法でローパスフィルターを形成するとすると、Cの値は手持ちで330pFとなる。早速今夕、これに入れ替えてみた。
はんだ付け直後だから音は大暴れして最初はひどいものだった。しかし、音を聞いてにんまりした。どんぴしゃり。まるでカメラのピントがピタリと合ったようだ。音の硬さがとれたのはもちろんだが、低い方の音も床が振動するくらい前に出てくる。
なによりも、音楽が躍動的になり、演奏家と楽器の実在感がすばらしい。今まで聞いていたのは一体何だったのかと呆れるほど全く違う。
ここ数日間、なかなか思うような音が出て来なかったので、内心悶々としていた。でもこれからはもう悩むことはない。どんどん音楽を楽しもう。
今回の反省。思い込みを捨て、とにかくデータシートに忠実に従うこと。独自のアイデアを試すのはそれからだ。
ここ数日、他にもいろいろとアイデアを盛り込んでテストした。面白い結果が得られた。皆さんにも追試してもらいたものもある。追って回路図を公開する予定。
良い年明けになった。
最初に思いついた対策は、ローパスフィルターのCを増やしてカット周波数を低くすること。しかしこれは大失敗だった。カット周波数を低くすればするほど、ますます音が硬くなる。
最初はなぜこうなるのか不思議だった、おそらく位相が可聴周波数帯域で急激に変化したせいだろうと推測している。
そこで基本に立ち返りPCM1794のデータシートに掲載されている推奨のカット周波数に合わせることにした。計算するとおよそ90KHzだ。
現状のIVコンバータでは電流・電圧変換抵抗が2.7KΩなので、ホット信号とコールド信号の間にCをまたがせる方法でローパスフィルターを形成するとすると、Cの値は手持ちで330pFとなる。早速今夕、これに入れ替えてみた。
はんだ付け直後だから音は大暴れして最初はひどいものだった。しかし、音を聞いてにんまりした。どんぴしゃり。まるでカメラのピントがピタリと合ったようだ。音の硬さがとれたのはもちろんだが、低い方の音も床が振動するくらい前に出てくる。
なによりも、音楽が躍動的になり、演奏家と楽器の実在感がすばらしい。今まで聞いていたのは一体何だったのかと呆れるほど全く違う。
ここ数日間、なかなか思うような音が出て来なかったので、内心悶々としていた。でもこれからはもう悩むことはない。どんどん音楽を楽しもう。
今回の反省。思い込みを捨て、とにかくデータシートに忠実に従うこと。独自のアイデアを試すのはそれからだ。
ここ数日、他にもいろいろとアイデアを盛り込んでテストした。面白い結果が得られた。皆さんにも追試してもらいたものもある。追って回路図を公開する予定。
良い年明けになった。
最近のコメント