天気予報は快晴なのに当地は雨2011年05月24日 19時45分14秒

 昨日は快晴の予報になっていた。なのに、雨。どうして。。すっかりやる気をなくしてしまった。

 その代わり、以前から妻に催促されていた用事をこなした。ひとつは車のタイヤ交換(遅すぎ)。もうひとつは、玄関の収納庫の撤去。これでいままで狭かった玄関が広くなり、明るくなった。お客さんが入ってきても窮屈な感じがしないのが何よりだ。

 午後から、久しぶりにオーディオに没頭した。Ver.14.2になってから不満はないかに見えたが、最近になってもう少し欲が出てきた。これまでの音は、精密、高分解能、破綻がないなどどちらかと言えば、おとなしめで控えめな印象だったかもしれない。もっと前にゴリゴリと押し出すパワーがあれば。そんな願望がわき起こってきた。

 これまではMOS-FETのソースで出力トランスをドライブしていた。交差結合した6DJ8も特徴としてはあるけれど、支配的なのはソースドライブのほうだ。

 これを何とか6DJ8のプレートでドライブしたい。以前、実験的に回路を組んで聞いたとき、これこそ求めている音に近いと思った。ただその時は出力トランスのインピーダンスとアンマッチングして、音が硬くて断念してしまった。今回、もう一度挑戦してみることにした。ただ同じことをしても失敗は明らかなので、対策が必要だ。

 プレート負荷でありながら出力インピーダンスがある程度低いこと。これを実現する回路として古来からSRPPなどが有名である。しかしこれではまだインピーダンスが希望通りには低くならない。

 探した結果、Alan Kimmelが考え出したμフォロワーが最適ではないかと思い至った。日本でも真空管とMOS-FETのハイブリッドによる作例がネットで発表されていた。部品点数が少なく、比較的容易に実現できそうなのもよい。現在シミュレーションをかけて検討中だ。

 こんな回り道をしなくても、適切なインピーダンスを持った出力トランスを買えばすぐにすばらしい音が出るだろうことは予想できる。しかし出費は30Kにもなる。基本ポリシーは、できるだけ手持ちの部品を活用し、お金をかけないこと。頭を使って工夫をする。そうすれば今まで見えなかった世界が思いがけなくひらけたりもする。それがおもしろい。

 話し変わって、今日も夕練に出かけて走り始めた。10分たったら雨がぽつりぽつりと降りだした。強くなる前にと家に引き返す。しかし思いの外しぶとく雨はふらない。ならば町内の激坂めぐりをしてみようとあちこち走りまわった。

 我が家は山の中腹にあるので、坂にはことかかない。それほど長い距離ではないが、15〜20%程度の坂もある。車も少ないしパワー系のトレーニングには最適だ。住み始めた頃は坂が多くてちょっとどうしようかと思ったこともあったが、今はこれが逆にメリットになった。めでたしめでたし。