1Ωチップ抵抗をリールで買う2014年11月15日 21時46分09秒

これまでDACなどのデジタル回路では、ICの電源ピンには0.1uFのセラコンやフィルムコンを接続し、要所要所に10uF程度の電解コンを配するのが常識であったと思う。

しかし、シャントレギュレータにReflektor-Dを使う場合、その常識にとらわれるとトラブルに遭遇する。従来のパスコンのままだと、多くの場合、発振したり発振しなくても刺々しい音になり、Reflektor-Dは使えないという誤った評価をくだしてしまうだろう。それは非常にもったいない。

Reflektor-Dの性能をフルに発揮させるためには、次のような使いこなしが必要となる。

1)大容量コンデンサは、Relfktor-Dの性能を殺してしまう。なので全部外してしまう。これまでの経験では問題は起きなかった。

2)ICの電源ピンには0.1uF程度のPMLCAPを接続する。ただしそのままではNG。必ず1Ω抵抗をシリーズに接続する。

3)ケーブルは四線式とする。ただし、インダクタンス成分が極小となるように配慮する。

4)かならずオシロで発振していないことを確認する。

一見面倒なようだが、出てくる音を聴いたら必ず報われるはずだ。

なので、急に1Ω抵抗の需要が発生した。これまでのスルーホールの抵抗では場所をとる。チップ抵抗は安いしコンパクト。なのでリールに巻かれたものを某オークションで入手した。数は150個以上ある。多分数年はもつだろう。

現在の様子2014年11月15日 22時07分12秒

スピーカーからリスニングポジションまでの距離は約2.5m。左右のスピーカー間隔は約3mである。一見離れ過ぎにみえるが、これが全く中抜けせず、空間に音楽が充満する。

以前ならこんなに左右を離すことができなかった。ここ数ヶ月、装置全体のレベルが上がってきたことにより実現できた。

とは言え、中低音の充実感はさすがに大型スピーカーには及ばない。将来は、コーナーホーンを作ってみたいと夢見ている。