新冠町レ・コード館 ― 2014年08月02日 16時46分36秒
7月27日、仕事関係で静内方面に行ってきた。通り道には競走馬で有名な新冠町がある。ここには、今から20年ほど前、K式アンプの制作会が開かれたときに来て以来である。おそらく、あの制作会を開いてくださったメンバーが中心となり、その後この町にレ・コード館が建つことになる。ずっと気になっていたが、今まで行く機会がなく、今回よいチャンスと思い寄ってみた。
夏休み、日曜日というのに、館内はほとんどお客がいない。300円払うと、SP蓄音機のデモ演奏と、お目当てのオールホーン式のLP演奏が鑑賞できる(10分間だけ)。
オールホーンの再生システムについては、ほかの所でいろいろ書かれているので省略。客席には私ひとり(笑)。案内嬢がけなげに説明と機械の操作をしてくれた。かけてもらったのは、キースジャレットのケルンコンサート。何度も聞いているので、比較ができる。
出て来た音は。うーむ、期待とはちょっと違っていた。もしかして暖機運転が不足していたのかもしれない、と一応同情したいのだが、それでもこの音はどうなのか。
最も気になったのは、まるで洞窟の奥から音が鳴っているように感じられたこと。これが、本当のオールホーンの実力だというのなら、ちょっとがっかりだ。それから、天井がつかえたような圧迫感も感じる。気持ちよく音が延びていない。そして音像がセンターに位置しないで、右側に偏っているような。。
たぶん、当日は調整中だったのかもしれない。いずれにしても、オールホーンでなくても音楽が楽しめるということがわかったのは収穫だった。
それからもう一つ。SP蓄音機の再生音にはいたく感心した。エジソン以来の音楽再生技術、電気式になりいろいろな技術は開発されたのだろうが、いったいどれだけ進歩したというのか。狭帯域であるけれども、人を感動させる何かがそこにはあった。
夏休み、日曜日というのに、館内はほとんどお客がいない。300円払うと、SP蓄音機のデモ演奏と、お目当てのオールホーン式のLP演奏が鑑賞できる(10分間だけ)。
オールホーンの再生システムについては、ほかの所でいろいろ書かれているので省略。客席には私ひとり(笑)。案内嬢がけなげに説明と機械の操作をしてくれた。かけてもらったのは、キースジャレットのケルンコンサート。何度も聞いているので、比較ができる。
出て来た音は。うーむ、期待とはちょっと違っていた。もしかして暖機運転が不足していたのかもしれない、と一応同情したいのだが、それでもこの音はどうなのか。
最も気になったのは、まるで洞窟の奥から音が鳴っているように感じられたこと。これが、本当のオールホーンの実力だというのなら、ちょっとがっかりだ。それから、天井がつかえたような圧迫感も感じる。気持ちよく音が延びていない。そして音像がセンターに位置しないで、右側に偏っているような。。
たぶん、当日は調整中だったのかもしれない。いずれにしても、オールホーンでなくても音楽が楽しめるということがわかったのは収穫だった。
それからもう一つ。SP蓄音機の再生音にはいたく感心した。エジソン以来の音楽再生技術、電気式になりいろいろな技術は開発されたのだろうが、いったいどれだけ進歩したというのか。狭帯域であるけれども、人を感動させる何かがそこにはあった。
最高気温31度の中、手稲山へ ― 2014年08月04日 21時26分24秒
真夏にヒルクライムなどするものではない、と以前どこかで書いた記憶がある。直射日光で背中をジリジリを焼かれながら必死にペダルを回すなど正気の沙汰ではない。どんなに水分を補給しても、熱中症で倒れるのではないかという危険さえ感じる時がある。
などと言いながら、前言を撤回して、手稲山へ向かった。きょうの最高気温は31度であった。おまけに湿度が高く、今年一番不快な一日だった。
救いは、雲が多くて直射日光を浴びる時間が多くなかったこと。どうせタイムなど狙う気持ちもないので、ゆっくり行けば良い。そう思うと気楽である。
高温時のヒルクライムでは、からだから出てくる熱を効率よく逃がす工夫をしなければならない。でないと、極端にパフォーマンが低下する。今日は半袖ジャージの前をはずして、前面から風を受けることにした。それでも汗が滴り落ちる。きょうはそれほど体調は良くないかと思ったが、意外にも登っているとそれほど息が切れない。
無事に 旧ロープウエイ駅へ。もう一回登るかどうか迷う。降りてから決めようということで下りへ。途中、何人ものローディとすれ違う。ほとんどの方が、よろよろいく感じ。さすがに暑いのだろう。
さて降りてみるともう一度行けそうな気がしてきた。トイレタイムの後、すぐに登りにかかる。もしかして、先ほどすれ違ったローディに追いつくかもと期待していると、手稲大橋付近で二人を追い越すことができた。いつもは抜かれてばかりいたので、すこし気持ちが良い。
自宅に戻って昼食。大量の汗が噴き出してくる。タオルを何本も換えないと追いつかないくらいだった。湿度が高いのだけはかんべんして欲しい。
などと言いながら、前言を撤回して、手稲山へ向かった。きょうの最高気温は31度であった。おまけに湿度が高く、今年一番不快な一日だった。
救いは、雲が多くて直射日光を浴びる時間が多くなかったこと。どうせタイムなど狙う気持ちもないので、ゆっくり行けば良い。そう思うと気楽である。
高温時のヒルクライムでは、からだから出てくる熱を効率よく逃がす工夫をしなければならない。でないと、極端にパフォーマンが低下する。今日は半袖ジャージの前をはずして、前面から風を受けることにした。それでも汗が滴り落ちる。きょうはそれほど体調は良くないかと思ったが、意外にも登っているとそれほど息が切れない。
無事に 旧ロープウエイ駅へ。もう一回登るかどうか迷う。降りてから決めようということで下りへ。途中、何人ものローディとすれ違う。ほとんどの方が、よろよろいく感じ。さすがに暑いのだろう。
さて降りてみるともう一度行けそうな気がしてきた。トイレタイムの後、すぐに登りにかかる。もしかして、先ほどすれ違ったローディに追いつくかもと期待していると、手稲大橋付近で二人を追い越すことができた。いつもは抜かれてばかりいたので、すこし気持ちが良い。
自宅に戻って昼食。大量の汗が噴き出してくる。タオルを何本も換えないと追いつかないくらいだった。湿度が高いのだけはかんべんして欲しい。
Counterpoint SA-20モデファイ日記(8) ― 2014年08月04日 21時46分57秒

初段と2段目のプレート負荷抵抗をDALE NS-10に交換した。SA-20は比較的に内部にスペースがある方だが、さすがにNS-10は大きい。存在感がある。足を複雑に折り曲げ、なんとか美しくおさめることができた。
初段と2段目はCR結合となっていて、CにはWonder Capが使われている。今となっては、ちょっと時代遅れのCである。お小遣いがたまったら、次にこれを交換したいと考えている。ただし、どうやって格納するか、ちょっと工夫が必要になりそう。
NS-10はただ今エージング中。今は、キンキンと刺激的な音が耳について長時間聞いていられない。早く落ち着いてもらいたと思うだが、良いものはエージングにも時間がかかるので忍耐するしかない。
とにかくこうも暑いとアンプに火を入れる気力も失せてくる。
初段と2段目はCR結合となっていて、CにはWonder Capが使われている。今となっては、ちょっと時代遅れのCである。お小遣いがたまったら、次にこれを交換したいと考えている。ただし、どうやって格納するか、ちょっと工夫が必要になりそう。
NS-10はただ今エージング中。今は、キンキンと刺激的な音が耳について長時間聞いていられない。早く落ち着いてもらいたと思うだが、良いものはエージングにも時間がかかるので忍耐するしかない。
とにかくこうも暑いとアンプに火を入れる気力も失せてくる。
オルガン用DACを作り直す ― 2014年08月07日 23時04分17秒

妻はこの暑さの中、パイプオルガンの練習に余念がない。その妻から、クレームが来た。不定期にスピーカーから短時間ではあるがかなり大きな音のノイズがしてきて、このままでは練習に集中できないからなんとかしてくれというのだ。
確かめてみると、どうもMacとDDCとの間の通信の問題が、DACに異常な動作を引き起こしているらしいことまではわかったが、それ以上は不明。使っていたDACはES9018。この際、FN1242Aに切り替えることにした。回路が非常にシンプルで、万が一不具合が起きても、追跡が容易である。もちろん、音も満足できるレベルにある。
写真はその基板。ずいぶんと間が抜けていて、余白がたくさんあるのは、基板の大きさをES9018Sに合わせたため。+3.3Vは、私が改良を加えたSalas Shunt Regulatorである。一部の抵抗にはVARを投入し、かなり力を入れているつもり。
手前に写っている8ピンのPICは、FN1242Aのリセット信号を発生する機能を担っている。たかだかリセットをかける目的でPICを使うのはもったいない気もするが、実はこのPICはFN1242Aモード設定機能を入れこんであって、自分用にDACを作りなおす際にはLR独立モードで使う予定のものである。
確かめてみると、どうもMacとDDCとの間の通信の問題が、DACに異常な動作を引き起こしているらしいことまではわかったが、それ以上は不明。使っていたDACはES9018。この際、FN1242Aに切り替えることにした。回路が非常にシンプルで、万が一不具合が起きても、追跡が容易である。もちろん、音も満足できるレベルにある。
写真はその基板。ずいぶんと間が抜けていて、余白がたくさんあるのは、基板の大きさをES9018Sに合わせたため。+3.3Vは、私が改良を加えたSalas Shunt Regulatorである。一部の抵抗にはVARを投入し、かなり力を入れているつもり。
手前に写っている8ピンのPICは、FN1242Aのリセット信号を発生する機能を担っている。たかだかリセットをかける目的でPICを使うのはもったいない気もするが、実はこのPICはFN1242Aモード設定機能を入れこんであって、自分用にDACを作りなおす際にはLR独立モードで使う予定のものである。
オルガン用DAC完成 ― 2014年08月11日 18時02分11秒

DACを作りなおしている間、妻はパイプオルガンの練習を休むわけにはいかないので、緊急対応としてPresonus社のAudioBox 1818VSをDACとして使うことにした。これはパイプルガン・キットを販売しているMidiWorks社が推奨していたもので、MIDI信号をPCに送る機能も持っている。
妻はこれで練習を中断しなくてよいと喜んでいたのだが、出てきた音を聞いてかなり落胆したようだ。「まるでラジカセの音を聞いているよう」と言う。音が悪いと練習する意欲も半減するそうだ。
これではいけないと奮起して、ここ数日で新しいDACを完成させた。DDCはI2SoverUSB、DACはFN1242A、DACの出力をMOS-FEETのバッファで受けてトランス(タムラのTF-3)をドライブする。FN1242Aには音量調整機能がないので、トランスの二次側にボリュームを配置し、そのまま出力とする。
出来上がったDACを接続したのが昨日の深夜だったので、本格的に音を出したのは今日の午後になってから。妻の感想。「音が上下に伸びて、弾いていて気持ちが良い。練習するのが楽しくなる。からだがのってくるのよね。」
ということで、つくったかいがあった。
ところで、妻のシステムに入れる前に我がシステムで試聴してみた。はからずして、SDカード音源の音とPC音源の比較にもなった。SDカード音源が優位であると言われているが、これを聞くとPC音源でも十分対抗できそうである。
これで安心して我がシステムもPC音源に戻すことができそうだ。DDCはすでに入手してあるので、涼しくなってから着手しよう。
妻はこれで練習を中断しなくてよいと喜んでいたのだが、出てきた音を聞いてかなり落胆したようだ。「まるでラジカセの音を聞いているよう」と言う。音が悪いと練習する意欲も半減するそうだ。
これではいけないと奮起して、ここ数日で新しいDACを完成させた。DDCはI2SoverUSB、DACはFN1242A、DACの出力をMOS-FEETのバッファで受けてトランス(タムラのTF-3)をドライブする。FN1242Aには音量調整機能がないので、トランスの二次側にボリュームを配置し、そのまま出力とする。
出来上がったDACを接続したのが昨日の深夜だったので、本格的に音を出したのは今日の午後になってから。妻の感想。「音が上下に伸びて、弾いていて気持ちが良い。練習するのが楽しくなる。からだがのってくるのよね。」
ということで、つくったかいがあった。
ところで、妻のシステムに入れる前に我がシステムで試聴してみた。はからずして、SDカード音源の音とPC音源の比較にもなった。SDカード音源が優位であると言われているが、これを聞くとPC音源でも十分対抗できそうである。
これで安心して我がシステムもPC音源に戻すことができそうだ。DDCはすでに入手してあるので、涼しくなってから着手しよう。
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