TISOのプーリー交換2008年02月27日 22時25分44秒

 アルテグラSLのRDにデフォルトでついているプーリーをはずして、TISOのベアリングプーリーに交換した。色はシルバー。昨年MTBについていたXTRでTISOに交換したとき、驚くほど回転がスムースになったことが焼き付いていた。なので、頭の中では早い時期に交換しようと思っていた。

 交換作業は簡単。数分で終わる。はずしたデフォルトのプーリーを見て驚いた。下側のプーリーは元々ベアリングが入っているので、まあまあ回る。ところが上側のプーリはセラミックのすりあわせでその間にグリスを入れて回転させているのだろう。これが重い。全く回らない。どうしてこんなプーリーがここに使われているのか全く不思議でならない。

 交換後負荷をかけないでペダルを回すと、予想通り非常に滑らかにチェーンが流れていく。見ていて変化が感じ取れるのはRDの動きである。デフォルトでは、チェーンリングを回すと、チェーンの動きに同期してRDが前後に揺れていた。どうして揺れるのか謎だった。チェーンのテンションが変化してというのならわかるが、しかしそんなことはない。回転のさせ方とは独立したところでRDが揺れるのだ。
 TISOに交換したらこれがぴたりと静止した。原因はプーリーにあるとしか考えられない。RDが揺れるということは、エネルギーロスが発生していたということ。長距離になればこれは馬鹿にできないロスだ。もっともそんなことは関係ないという方もおられるだろうが、貧しい脚しか持ち合わせていない者にとっては、わらにもすがる思いである(ちょっと大げさか)。ロスはできるだけなくしたいというのが人情。

 さて、実際に漕いでみた。確かに軽さを実感できる。ギア一段分くらい軽くなったように思える。すぐに慣れてしまうのだが。

 こうなると次のターゲットはチェーンである。今200Km程度走ったことになっているが、手で触れると真っ黒である。どうして黒くなるのだろう。ほこりではない。チェーン自身が摩擦で削れているのだろう。削れるということはここでもエネルギーの損失が発生しているということ。いろいろなルブが販売されているようだ。何が最適か調べてみたい。

 チェーンにはウイッパーマンのCONNEX LINKを使っている。取り外しが非常に簡単で、チェーンの洗浄には便利である。ところが問題が発生。わずかにシマノチェーンより幅が広いらしく、スプロケットにあたるのだ。チッチッとCONNEX LINKがスプロケットを通過するたびに異音を発生する。よく見ていると12Tを通過するときは、CONNEX LINKだけが盛り上がって行く。
 ネットでもどこかでウイッパーマンかそれともKMCかという議論があったようだが、私はKMCに軍配を上げたい。XTRでKMCを使っていた。まったく問題がなかった。はずしにくいのだけが難点だったが、それよりもスムースさを優先したい。