FN1241 DAC 回路図2014年10月13日 21時24分59秒

忘れないうちに回路図を書き上げた。

基板を作成するときは、手描きでコピー用紙にメモのようなものしか残さない。作っているときは、頭のなかにイメージが出来上がっているので問題ないのだが、時間が経つとあの時何をしていたのか思い出せないくらい、すっかり忘れてしまう。歳である。

全体構成
1)PCはMac Mini OS 10.9.5
2)ソフトはAudiruvana Plus 1.5.12
3)USBケーブルは一般的なもの
4)DDCはI2SoverUSB
不思議とあまり使用例を見かけないが、アイソレーター、リクロック、外部クロック入力機能があって、DDCとして理想的な仕様になっている。私は使用しないが、DSD信号もOK。
5)クロックは、NZ2520SD。パスコンにはSEマイカコンデンサも搭載。
6)クロック分配器はPO74G38074A。
7)リクロックはPO74G74が受け持つ。
8)リセット信号はPICで作っている。将来、DDCからのリセット信号も処理できるよう、配線だけはしておいた。
9)電源は以下のとおり。
VD1 : DDCのUSB側電源
VD2 : デジタル信号系電源
VD3 : クロック系電源
VAL : アナログ信号系電源(L-ch)
VAR : アナログ信号系電源(R-ch)
10)FN1241はパラ接続

【注意点】
FN1241の46pinはAVDDCKで、クロック信号関係の電源となっている。データシートにはこのピンに関して一切説明がない。

当初、このピンはデジタル電源であろうと考え、他のDVDDピンと一緒に接続した。その結果、奇妙なことが起きた。アナログ信号系電源(R-ch)を接続しなくてもアナログ信号が出てくるのだ。L-chではそういうことは起こらない。
いろいろな証拠を並べてみると、FN1241内部でAVDDCKとAVDDRが接続されているとしか考えられない。なぜそのような仕様になっているのかは不明。

以上のことから、AVDDCKはデジタル系電源には接続せず、openとした。ただし、直近にパスコン(PMLCAP)を接続。

【現状】
24時間通電してエージングをかけてからちょうど一週間経過。四日前は本当にひどかった。耳に突き刺さるような嫌な音だった。
今日は大分落ち着いてきたが、まだ腰高。まだある特定の周波数域に鋭いピークがある。なので中域が若干薄く感じられる。
練上がるまでまだあと一週間はかかる気配だ。