支笏湖往復2008年03月31日 15時16分59秒

 天気予報では午前中晴れ間があるということなので、支笏湖を目指して出発した。支笏湖コースを走るのは何年ぶりだろうか。最初に走ったのは30年前の学生時代。あのときはブリジストンのユーラシアだった。秋の紅葉は美しかったが、風が冷たく、また坂も厳しく感じられたものである。あれから何度このコースを走ったことか。

 自宅から「チェーン脱着場」まで40分。そのまま休憩なしで支笏湖を目指す。10数年前、エントリークラスのロードバイクにまたがって走ったときは、ベストタイムが50分だったと記憶している。ビンディングペダルでもなく、ホイールも今思えば剛性感の乏しい安いものだった。ビットリアのチュープラーを装着していた。

 今回は最強のマシンだ。「50分は軽い」と思っていたが。。目的地のポロピナイキャンプ場まで64分。がっかり。ま、シーズン最初だし、寒くて体が動かなかったし、と言い訳を考える。

 それでも収穫はあった。登りの軽さ。特に復路のスタートから始まる上り坂はいつも気が重くなっていた。しかし今回は違った。ほとんどダンシングで登ったのだが、全然息が切れない。自然に力まずに登っていく。逆にシッティングになると前に進まない感触。普通はシッティングが基本で、筋肉が疲れてきたら、休ませるために合間にダンシングを入れる。それが標準走法だろう。ところが私の場合はダンシングの方が登りやすく感じる。どうしてだろう。
 結局復路の上り坂の80%をダンシングで登った。

 BICYCLE CLUBを見ていて、意外にダンシングが苦手な人がいるらしいことがわかった。体重が重い人にとってはダンシングが結構大変なことであることも今回初めて知った。

 これまで自分の体にずっとコンプレックスを持っていた。特に思春期、どうして自分の体は筋肉もなく体重も軽いのだろうと悩んだ。今も妻から「薄っぺらな人」と揶揄されている。体育会系の人は筋骨隆々、体重もしっかりある人。そんなイメージを持っていた。

 ところが自転車は体重が重ければ良いというものではない。体格貧弱男でもメリットがある。これはうれしいことだ。軽量級にはそれなりの走法がある。平地や下り坂は苦手。しかし登りなら有利になる。

 今、帰ってきて膝から上、前側の部分に筋肉痛がある。ダンシングでここを酷使したためと考えている。どうしても室内練習では鍛えられない部位らしい。これから外を走りながらここを鍛え、ダンシングをもっと効率化させてみたい。

 次回は手稲山TTに挑戦を考えている。目標タイムは30分を切ること。以前改造MTBで走ったときは35分を切ることができなかった。

 しかし今回は寒かった。帰りの芸術の森あたりから雪となり、市街に入ってからは雨。寒くて顔の筋肉が動かなくなり突っ張ってしまうし、足先は冷たくなるし。もうちょっと暖かくなって欲しいものだ。やっぱりまだまだ3月の札幌である。

今日の結果
全走行距離 80.22Km
全走行時間 3時間18分

チェーン脱着場ーポロピナイ
走行距離  24.9Km(片道の距離)
平均速度  23.9Km/h
最高速度  63Km/h
走行時間  64分

 最高速度がもう一つ伸びないのは、ウインドブレーカーの抵抗のためと思っている。