エージング中(2) ― 2005年11月29日 21時00分51秒
昨日からほぼ24時間通電しっぱなしでエージングを行っている。「ほぼ」というところが微妙だ。実は、今日は天気が荒れ模様で途中雷が発生し、瞬電があったりした。雷の影響が怖いので、その間だけコンセントを抜いていたのだ。ということで、エージングの途中なのだが、今日の音がどうなったかご報告しよう。
明らかに昨日に比べて高音域のピーク感が薄れている。全くなくなった訳ではないが、だいぶ聴きやすくなった。でも音が奥に引っ込んだような気がして、少しストレスを感じる。きれいな音なのだが「熱気」が感じられなくなった。。。と思ったのだが、アンプをオンにしてから一時間が経過した頃から徐々に音が前に出始めて来た。
最後にギターのデュオを聴いてみた。以前は、どうも二人のギターの音が団子状態になったり、音が薄いような印象であまり好きなCDではなかった。ところが、今日聴き直して驚いた。ギターの一音一音の細部が明確に分離してきこえるのだ。以前は二人の演奏者がどこにいるのか、頭の中で必死になって思い描かなければならなかったのだが、今日は二人の位置が手に取るようにわかる。二人の掛け合いが絶妙で聴いていて楽しくなる。
そして気がついたことがある。ギターは、オーディオの立場から見て意外に瞬間的なエネルギーを要求する楽器のようなのだ。DACの電源が弱いと音が団子状態になてしまうのではないか。コンデンサーを追加した結果、その点で余裕が出て来たように思う。瞬発的に巨大なエネルギーを要求されても、腰砕けしにくくなって来た。もちろん理想状態になったとは思っていない。もっと余裕があればと思うところもある。
ちまたではJDFのアンプが高い評価を得ているようだが、その理由はこのような瞬発力に対する余裕ということなのかもしれない。回路が電気的に問題なく動けば良いと考えている技術者は失格だ。重要なのはその先だ。音楽を奏でるアンプなりDACなりを創り出すためには、それなりの熱意と努力と才能が問われていく。
こうしてみるとTDA1541Aは、その性能を最大限に引き出すためには、かなり大規模な電源が必要のようだ。イルンゴのDACではパワーアンプ並みの電源トランスが搭載されているという理由が納得できる。楠氏はよくわかっていらっしゃる。
今後エージングででどこまで変化していくのか楽しみだ。
明らかに昨日に比べて高音域のピーク感が薄れている。全くなくなった訳ではないが、だいぶ聴きやすくなった。でも音が奥に引っ込んだような気がして、少しストレスを感じる。きれいな音なのだが「熱気」が感じられなくなった。。。と思ったのだが、アンプをオンにしてから一時間が経過した頃から徐々に音が前に出始めて来た。
最後にギターのデュオを聴いてみた。以前は、どうも二人のギターの音が団子状態になったり、音が薄いような印象であまり好きなCDではなかった。ところが、今日聴き直して驚いた。ギターの一音一音の細部が明確に分離してきこえるのだ。以前は二人の演奏者がどこにいるのか、頭の中で必死になって思い描かなければならなかったのだが、今日は二人の位置が手に取るようにわかる。二人の掛け合いが絶妙で聴いていて楽しくなる。
そして気がついたことがある。ギターは、オーディオの立場から見て意外に瞬間的なエネルギーを要求する楽器のようなのだ。DACの電源が弱いと音が団子状態になてしまうのではないか。コンデンサーを追加した結果、その点で余裕が出て来たように思う。瞬発的に巨大なエネルギーを要求されても、腰砕けしにくくなって来た。もちろん理想状態になったとは思っていない。もっと余裕があればと思うところもある。
ちまたではJDFのアンプが高い評価を得ているようだが、その理由はこのような瞬発力に対する余裕ということなのかもしれない。回路が電気的に問題なく動けば良いと考えている技術者は失格だ。重要なのはその先だ。音楽を奏でるアンプなりDACなりを創り出すためには、それなりの熱意と努力と才能が問われていく。
こうしてみるとTDA1541Aは、その性能を最大限に引き出すためには、かなり大規模な電源が必要のようだ。イルンゴのDACではパワーアンプ並みの電源トランスが搭載されているという理由が納得できる。楠氏はよくわかっていらっしゃる。
今後エージングででどこまで変化していくのか楽しみだ。
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