I/Vコンバータ改造ほぼ終了 ― 2005年11月16日 08時29分51秒
当初の目標であった初段定電流トラを2SC1400に戻すことと、電池を取り払って、-125V電源から供給する変更を施した。2SC1400の耐圧は規格表によると100Vなので、そのまま接続するのは気が重い。そこで簡易な抵抗とツェナーによるパラレルレギュレータを入れることにした。これで-32Vにおさえられた。
LCフィルターも基板に整然と配置され気持ちがよい。ケースの中をのぞくと、非常にすっきりとしたものになった。
さてその結果は。。
まずノイズ。スイッチを入れてしばらくしてからスピカーに耳を近づける。残念。まだノイズが多い。ということは原因はツェナーとほぼ断定される。オシロでツェナーの波形を見ると、輝線がぼやけるのがわかる。正常な方は、ほとんど輝線の幅は変わらない。ツェナーの交換を後ほどすることにする。
で、音はどうなったか。
音が出た瞬間、前の音とは全く異なっていることに気がつく。高音域のエネルギーが不足しがちだった以前の音に比べると、かなり前に出て来ている。顕著にわかるのは、オペラなどの声楽である。以前は、台詞と言うか歌詞が聞き取りにくかったのが、今度は明瞭に聞こえてくる。耳が遠くなったせいだろうかと考え込んでいたが、定電流トラの音であったことに気がついた。実は、そろそろチャンネルデバイダの減衰量を変更して、1dB程度高音側を上げないとと思っていたので、この点でも一安心である。
ヴァイオリンも、変なところで詰まっていないで、高い領域まで自然に延びている。これは明らかに2SC1400の音である。音楽を聞いていて楽しくなるし、熱くなれる。金田氏が銘器と主張するのがよくわかる。これまで使っていた2SC943は、使っていた時は良い音だと思っていたが、2SC1400と大差がついて使えないことがわかった。2SC1400の音は、アナログ時代に親しんでいたあの懐かしい音がする。聞いていて安心して聞ける。もちろん固有の音があることは認めるが、ここまで演奏者の思いを伝えてくれるトラはそうざらにはないだろう。
今はまだエージングが進んでいないのでやや刺さるような音がするが、今後どこまで変化していくか楽しみだ。
LCフィルターも基板に整然と配置され気持ちがよい。ケースの中をのぞくと、非常にすっきりとしたものになった。
さてその結果は。。
まずノイズ。スイッチを入れてしばらくしてからスピカーに耳を近づける。残念。まだノイズが多い。ということは原因はツェナーとほぼ断定される。オシロでツェナーの波形を見ると、輝線がぼやけるのがわかる。正常な方は、ほとんど輝線の幅は変わらない。ツェナーの交換を後ほどすることにする。
で、音はどうなったか。
音が出た瞬間、前の音とは全く異なっていることに気がつく。高音域のエネルギーが不足しがちだった以前の音に比べると、かなり前に出て来ている。顕著にわかるのは、オペラなどの声楽である。以前は、台詞と言うか歌詞が聞き取りにくかったのが、今度は明瞭に聞こえてくる。耳が遠くなったせいだろうかと考え込んでいたが、定電流トラの音であったことに気がついた。実は、そろそろチャンネルデバイダの減衰量を変更して、1dB程度高音側を上げないとと思っていたので、この点でも一安心である。
ヴァイオリンも、変なところで詰まっていないで、高い領域まで自然に延びている。これは明らかに2SC1400の音である。音楽を聞いていて楽しくなるし、熱くなれる。金田氏が銘器と主張するのがよくわかる。これまで使っていた2SC943は、使っていた時は良い音だと思っていたが、2SC1400と大差がついて使えないことがわかった。2SC1400の音は、アナログ時代に親しんでいたあの懐かしい音がする。聞いていて安心して聞ける。もちろん固有の音があることは認めるが、ここまで演奏者の思いを伝えてくれるトラはそうざらにはないだろう。
今はまだエージングが進んでいないのでやや刺さるような音がするが、今後どこまで変化していくか楽しみだ。
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