MUSES72323電子ボリューム デバッグ中2023年09月30日 21時47分30秒

枕元の温度計が34℃を指す眠れない夜を何度過ごしたか。その夏も過ぎ去り、気がつくと10月が目の前に迫っている。

MUSE72323電子ボリューム、単体動作の確認ができたところで、バッファ回路と電源部をシャーシに組み込み、実機によるデバッグをする。

まずは写真を。
空中をワイヤーが飛び交っていて混雑しているのは、不具合を洗い出すためになんども基板をはずしたりシャーシに固定したりを繰り返すためで、完成の暁にはきれいに収めるつもり。

まずは電源を入れる。難しい回路ではないので、あたりまえだがすんなりと音が出た。第一印象。極めて明瞭、天井を見上げると青空広がっている。空域が澄み切ってすがすがしい。これはよいものをつくった。長く使っていたフェーダーとおさらばすることになるだろうとの予感がする。

しばらく興奮している間は、あばたもえくぼで何でも良く聞こえる。次第に落ち着きを取り戻すと、問題点が見えてくる。
バランスアンプなのに、なぜかハム音が出る。手をかざすとラジオの音が飛び込んでくる。明らかに発振している。
こんな簡単な回路でなぜ発振するのか??

原因を探るために数日を費やした。その途上で古典的741オペアンプの奥深さを知ることになった。その次第についてはまた別の欄で。

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