鹿2021年06月15日 20時51分46秒

13日の夕食時、妻がふと窓の外に視線をやると森の中から鹿が出てきて、公園の草を食んでいるのを発見。6頭はいただろうか。「野生の王国だ」と言いながら、一緒に食事をするのは気持ちが良い。

あけて14日の夕食時。「今日も来るかな」とつぶやいていたら妻がすかさず「二日続けては来ないわよ」と強く否定したその瞬間。妻が声を上げた。「鹿だ。」
森から次から次へとぴょんぴょん跳びだしてきて、総勢7頭。今年生まれたばかりと思われる子供もたくさんいて、公園を遊び回っている。

これは近場で観察しなければと、カメラを手に公園に向かって飛び出した。相手に警戒心を与えないように50mほど距離を取ってじっと観察。向こうもこちらを観察(しているように見えた)。
途中で3頭が森の中に消えた。しばらくしてから霧雨が降ってきたので家に戻る。

食卓に座ると、先ほどの4頭の鹿が悠然と公園の斜面を横切りながら草を食べている様子が窓越しの目の前に見える。いやはやすごい光景。妻と「ここに家を建てて良かった」と意見が一致した。

中山峠往復2021年06月15日 21時07分50秒

6月14日、中山峠に向かった。外に出ると霧雨。濡れるほどではないが、空はどんよりしているし、石狩湾方向もかすんで見えない。昼前には晴れになるとの予報を信じて出発。

めがねに細かなしずくがつくが、なんとか視界は確保できる。ヘルメットの前面下部に水滴が成長するので、ときどき手で拭う。

まずは小林峠を越える。平日はシングルスピードにまたがっていて、久しぶりにLOOK595に履き替えると、あまりに自転車の感触がまったく異なるので感動すら覚える。今となっては古いモデルかもしれないが、生涯手放したくないすばらしいフレームである。

川沿を経由して藤野に入るあたりで日差しが出てきて、やっと初夏らしくなる。気温は20℃以下。湿度もなく、絶好のコンディション。

定山渓の駐車場にはいってトイレ休憩、および補給。今日は朝食を少なめにして、その代わり補給の頻度を上げることにした。

駐車場から先は路面が荒れていてる。左の路肩は広く空いてはいても、浮き砂が多くスリップやパンクのリスクを感じる。さりとて路肩の白線付近はピット、裂け目、段差があって、緊張を強いられる。それでも無意根山登り口あたりになると、快適な路面になる。
この先、以前はインナーに落としていたと思うが、今回はしばらくアウターで進むことができた。コンスタントに17Km/hを維持して、無意根大橋手前の駐車場に到着。ここでライトを装着。この先からまた路面が悪くなる。
定山渓トンネルは何度も通ってはいるけれど、あまり気持ちは良くない。ここ数年、札幌市内の国道のトンネルはどんどん新しくなって道路の幅が広くなり、自転車も走りやすくなっているのに、このトンネルだけは旧いままで取り残された感じがある。

トンネルを抜けた先はだらだら上りが続き、焦ると体力を消耗するだけ。過去に何度も苦い経験をした。ここは16Km/hを維持。峠が近くなっても足が残っておらず、加速できないところが悔しい。

ということで定山渓温泉の駐車場から峠まで51分。50分が目標だったので満足。おそらく追い風のアシストがあったのだろう。

ここで妻が作ってくれた梅干し入りのおにぎりを補給。羊蹄山が美しい。数週間前スイスに帰国した友人は、この冬何度も登ったらしい。

ここでユーターンするかどうか、実は一瞬迷った。このまま喜茂別に足を伸ばそうか。しかしそうなると2時間は遅くなる。妻に告げていた帰宅時間には間に合わない。またの機会ということにして、帰宅を決意。

あまり無理をせず、注意深くスピードをコントロールしながら降りていく。先月新しいめがねに変えたのだが、風を巻き込みにくい形状をしているので涙目にならずに済み、視界をきちんと確保できて安心感がまるで違う。

帰りは石山通を北上して北一条通に出るいつものコース。予想時間に帰投。104Kmをおよそ4時間で走ったことになる。

この日、夕方からまた霧雨になった。

GaN 単段アンプ その15(その後篇)2021年06月15日 21時52分59秒

実を言うと、これまでこのアンプには電源スイッチがついておらず、オン・オフはコンセントの抜き差しで行っていた。さすがに使い勝手が悪いので、電源スイッチを設けることにした。

ただこのアンプは「まな板ブレッドボード」で作ったので、スイッチをつけられるような構造になっていない。どうしようかと迷った末に、ジャンク箱に眠っていたL型鉄板を利用し、下駄の下側のスペースにに潜り込ませるような形で設置することにした。ちなみにスイッチは、アムトランスから購入したサーキットプロテクタである。フューズを使うことなく安全を確保できるので、非常に気に入っている。

ところでその後の音の変化であるが、出力コンデンサにDynamiCapフィルムコンを並列につないだ成果は著しく、全帯域にわたってバランスが良くなり、すばらしい。どんな音楽を聴いても破綻がなく、落ち着いていて、なおかつ録音の通りに素晴らしいものは素晴らしく演奏する。

最近はYouTubeにアップされている Voices of Musicシリーズがお気に入りで、演奏はそこそこではあるけれど、録音が飛び抜けて素晴らしく、暗騒音がそのまま記録されていて、演奏会場の空気感がよく伝わってくるものが多い。これを聴いてしまうと、CDは万人向けに味付けされた缶詰に感じられてしまうことがあり、「なんだかなあ」とため息が出る。