GaN Single End Power Amp その92024年03月01日 22時17分13秒

この一ヶ月間、うんうんうなりながらGaNアンプの試作を繰り返していた。それがやっと昨夜完成し、音出しにこぎ着けることができた。途中経過は後で報告するとして、まずは姿を紹介。
せっかくなので新しいカメラで撮影してみた。
姿はすこぶる無骨で魅力に乏しいが、音は苦労の甲斐があってすばらしい。とにかく温度感があって濃密。聴いていてからだがリズムに同期して動く。これが私にとって「良い音」の基準。

完成してしまうと、安堵感とともに、一抹の寂しさも感じてしまう。この次は何を目標にしたらよいか。結局、妻に馬鹿にされるとおりに、作っては壊しの繰り返しなのかもしれない。

コメント

_ Analog親爺 ― 2024年03月03日 19時45分55秒

「完成してしまうと、安堵感とともに、一抹の寂しさも感じてしまう。この次は何を目標にしたらよいか。」
まさに、同感です、大兄のレベルまでは至りませんが、次は何を弄ろうか?ぽっと気が抜けたようになりますね。

_ Bumpei ― 2024年03月09日 10時30分42秒

GaN素子活用のご努力をずっと拝見しています。自分の経験からもその音調が想像できるように思えます。ところで、私の方は「カニ」さんの「Trieste 」ブログの最近のケーブル比較記事の影響を受けて、中島千明さんのSDTrans384+ES9038Pro Dual Mono DACの電源まわりの配線を、これまでのBeldenの銀メッキ撚り線から、アムトランスの金メッキOPC銅単線(0.7Φ)に交換したところ、Konさまのこの記事とおそらく同じ方向と思える音調の改善が得られました。もし、内部配線、特に電源周りの配線材にこれまで徹底的にこだわっておられてきたので無かったら、そちらも今後の改善ポイントとして検討されることをお勧めさせていただきます。

_ Kon ― 2024年03月11日 21時31分41秒

Analog親爺様
「一抹の寂しさ」と言いながら、しばらくすると「もっとこうしたら」という雑念が湧いてきて、悟りの境地に向かわないあたりが、しょせん「小人」ということなのでしょう。

音楽評論家であった吉田秀和先生は実に粗末な装置で聞かれていて、周囲からいろいろ批判されてもまったく動じなかったそうですが、これこそ「大人」の鑑としなければなりません。

_ Kon ― 2024年03月11日 21時53分03秒

Bunpei様
コメントありがとうございます。
配線も重要であることはわかっているのですが、いろいろ手を出すとはまりそうなので、ここぞというところには古いWEの単線を使うことにしています。

試作機では何度も基板をいじり回すので、細い単線を使うと切れてしまうことがしばしばで、回路がフィクスするまでは、写真でもおわかりのように普通のより線を使っています。

アムトランスの単線をご紹介いただきありがとうございます。参考にさせていただきます。

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