Driscoll 型OSC 開発録その22020年02月03日 21時55分01秒

今回は試作なので、ずっと以前に何のために買ったのかすっかり忘れていたサンハヤトのICB-960SEが棚に置いてあってのでこれを使った。片面がベタアースになっていて高周波回路に最適である。

トロイダルコアとその左側にあるエアバリコンが見える。バリコンを使うのは、中学時代に超再生ラジオを作って以来だろう。秋月電子でたまたま売っていたのだが、これを入手できたのは幸運だった。調整範囲は1.9〜16pFとなっている。1pFあたりまで調整できれば良かったのだが贅沢は言っていられない。3pFを直列に入れてしのいだ。

基板の上には水晶発振子が二個あるので、奇妙に思われたかもしれない。実は、Driscollの特許には水晶発振子を二個シリーズ接続する例が掲載されていたのでやってみたのである。結果から言えば、いとも簡単に動作した。ただし、である。ケーブルを含む負荷をつないだら発振が停止してしまった。おそらく二個シリーズ接続で安定動作させるためには少し工夫が必要なようで、これは次回の課題とする。

ケーブルなしで47Ωだけの負荷で観測した波形は次の通り。

よく見ると完全な正弦波ではなく、わずかに歪んでいる。どのようにしたら美しい正弦波が出てくるのか。ここあたりは素人には難しく職人技である。

DACへ接続してどんな音が出たかは次の欄で。

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