朝里峠一周コース2022年05月10日 21時53分48秒

5月9日 朝から快晴。
今シーズン初めての朝里峠一周コースに出かける。実は4月18日に同じコースを目指したのが、そのときは雨が降ってきたので峠で引き返していた。

予報によれば最高気温は16度。体感温度はかなり冷たい。出発前、ショートビブにしようかと迷ったけれど、ロングで正解だった。それでも足先が冷たくなり、しびれる感覚があった。

走り始めると強い西風に押し戻らされせそうになる。朝里温泉分岐交差点まで55分かかった。遅いのは風のせいだけではなく、まだからだができていないためもある。とにかくからだが重く感じる。

峠を越えて、新緑がまぶしい山道を下っていく。途中、ダムのトンネルに入ると煙が充満していて驚いた。トンネル内事故でも起きたのかと思ったら、工事によるものだった。

定山渓に降りて国道に出るとここからは追い風になる。羽が生えたかのように速度が上がる。ここでタイム短縮に貢献したはずだが、焼け石に水だった。

自宅に帰投すると、妻がちょうど庭の花に水をやっている最中で、スマホを取り出して記念写真を撮ってくれた。

羊蹄山に登る2022年05月10日 22時16分33秒

4月25日 スイス人の友人に誘われて羊蹄山に登る。
空は快晴、ほぼ風はない。この時期としては気温が高めとなり雪が柔らかい。雪崩を警戒しながらとなった。

最初のアプローチはスノーシューで登り、途中からアイゼンに履き替えた。高度を上げるにつれて斜度がきつくなる。途中、雪面に広いクラックが発生しているところがあったので、トラバースして安全を確保する。

数十年ぶりの山登りは新鮮ではあったが、心拍数が上がり、体力的にはきつい。友人のリードがなければ途中で挫折していたかもしれない。友人がつけてくれた足跡を一歩一歩たどる。左右のバランスがふらついていてしまい、一層エネルギーをロスする。おまけにふくらはぎまで痛くなり、やはり自転車とは使う筋肉が違う。
頂上の外輪に到着すると風が強い。
友人と記念撮影。彼は、この春スイスの大学教官採用試験にパスし、7月に帰国することになっている。大の仲良しだったので、非常に残念。


登りは休憩を入れて5時間。下りは1時間30分。トラブルなく無事に 下山。よい思い出になった。

GaNソースフォロワー出力アンプ2022年05月12日 22時01分53秒

GaNシングルエンドアンプの最新版は、2022年1月9日の記事に掲載したとおりで、300Bシングルアンプと比較しながら聴いてみると、お互いの優れているところとそうでないところがよくわかる。

GaNシングルアンプの音は滑らかさはさすがと感じられる。ところが300Bシングルアンプに比べると、わずかにツルンとするところが気にかかる。深みに向かう前に何かが邪魔して跳ね返され、手触りがわずかに人工的に感じられる。真空管アンプ党の人が、半導体を毛嫌いする気持ちがなんとなくわかる。

であれば、半導体の使用を最小限にとどめる回路を考えるしかない。途中経過は省いて、以下のようになった。
これまでバランス入力対応とするため、入力はカスコード・カレントミラー合成が定番だったが、半導体を「大量」に使わなければならないところが欠点だった。そこでおもいきって600Ω対応トランス入力とした。
初段はのプレートは三極管による定電流回路とする。次段は同じく三極管によるカソードフォロワー。そこからCを経由してGaNによるソースフォロワー回路となる。ソース負荷は手巻きの空芯コイルである。増幅部の能動素子は真空管以外にGaN素子が一個だけという簡素さ。

例によってまな板に借り組みして動作を確認する。
音を聞いてみると、2022年1月9日版のほうが成熟しているのはさすが。しかし、あのツルンという感触がほとんど感じられず、キラリと光る魅力がある。よって、本格的に組み直すことにした。その顛末はまたあとで。