朝里峠コースの記録をまとめて2017年05月17日 22時47分22秒

5月2日(月)
天気は曇天。後に四ツ峰トンネル辺りから雨。お尻を濡らしながら走る。特記事項はなくて、リザルトは3時間45分。

5月4日(木)
大型連休の真っ最中。天気は快晴。
月曜日に走ったばかりなのでどうするか迷ったが、結局出かけた。
小樽方向は銭函付近から渋滞が始まり、朝里温泉方向と小樽方向に分岐する交差点で二つの流れに分かれる。朝里方向に向かった車のほとんどは次の交差点でキロロ方面に右折するので、朝里峠方面は意外に車が少ない。とは言え、平日に比べて頻繁に車が行き交う。
峠を超えて定山渓に降りると、こんどは札幌から定山渓や中山峠方向に向かう車の渋滞が藤野付近まで続いていた。 みなさんご苦労さんだ。

リザルトは3時間36分。

5月8日(月)
猛烈な風。風速10mを超えていた。漕いでも漕いでも前に進まない。普段の50%増しの疲労感。風でハンドルをとられることもしばしば。おまけに、定山渓に降りたら雨まで降り出した。家に帰ったら、妻が「よくこんな風の強い日に出かけたものだ」呆れ顔だった。
リザルトは4時間(!)

5月15日(月)
曇天から晴れ間が見えてきたが、やがて曇天に。この日も風強し。ただし、東から強く吹いていたので朝里温泉までは45分台で進んでいけた。峠越えはいつものペース。ここから向かい風が強くなる。下りなのに漕がないと前に進まない(笑)
定山渓に降りてから5分間だけ追い風に恵まれ、50Km/hで巡航。こういう瞬間が楽しい。藤野からは強い風にはばまれて難儀。川沿から北一条まで石山通を北上するときは追い風に変わり、バンバン前に進む。ところが北1条通りに出て西進するときにはまた向かい風に。

リザルトは3時間38分。
3時間30分を切るのが目標なのだが、常に前に進む状態を維持しないと結果を出すのはなかなか難しい。

今日も朝里峠2017年05月22日 22時43分24秒

一回だけ支笏湖に行ったのを除けば、4月からずっと毎週朝里峠に通っている。こうなるとどこまで連続記録を更新するか、意地でもがんばりたくなる。

毎週走るためにはいくつのかの条件を満足させなければならない。まず一番目は天候。4月から毎週月曜日、走れないほどの悪天候になったことがない。これはほとんど僥倖である。

続いて体調。そして他に用事が入っていないこと。これらが最低条件。それに付け加えれば、走りたいという強い欲求と集中力だろうか。相撲か柔道であったか、心技体と言うけれど、本当にそう思う。

さて、今日は朝起きてみるとと深い霧。昨日の昼までは快晴で初夏の陽気だったのが、その後寒気が入り、ぐっと気温が下がった。雲が低く垂れ込め、どんより。しかし雨が降る気配はなさそう。今日も朝里峠を目指す。
ということで準備万端、さあ周発という段になってトラブル発生。眼鏡のリム(レンズを支えている部分)の左右端にある蝶番とテンプルの接続部分がぽろりと外れてしまった。走る前でよかったけれど、本当にびっくりした。買って五年も経っているので、劣化したのだろう。瞬間接着剤で応急処置。
気温が低いので念のためアームウォーマーを装着。これは正解だった。風は北西の方向から2〜3m/s程度に感じる。小樽方向に向かうと、それほど強い向かい風ではないが、速度を上げることができない。
漕いでみると今日は体が重く感じる。あと2kg落としたら、キビキビと走れるだろうと予測する。

朝里の登りはいつもの通り。ただ、脚力がついてきたのか、いつもはインナーに落としていくところをアウターで回していたのに後で気がついた。ただし、心肺が追いつかないのですぐに息が上がる。

峠の定山渓川にある駐車場通過タイムが1時間50分。前回より10分早い。定山渓の国道に出た時点では、2時間25分。前回より5分早い。しかしここからは微妙な向かい風にはばまれ速度が延びなかった。徐々にタイムが遅れてくる。

結局リザルトは3時間37分59秒。体調が悪いわけでもなかったし、風は若干あったがそれでもここまでタイムを落とす原因とは考えにくい。今回は出来る限り、速度維持を心がけたつもりなのだが。。。
なにはともあれ、事故もなくトラブルもなく楽しく走って帰還できたことを感謝しよう。

続けて朝里峠2017年05月29日 21時02分37秒

朝起きると7時半を回っている。からだがもう少し寝たいと要求する。昨日までの疲れがたまっている。しかし外は快晴。こんなときは雨が降ってほしいわがままなことを思う。どうしようか迷う。出かけなかったなら後悔する自分が目に浮かぶ。気は進まないが今日も朝里峠に向かうことにした。

懸念事項はもうひとつあった。昨日(日曜日)の昼食、わけあって必要量の四割くらいしか食べられなかった。そのかわりに夕食を腹いっぱい食べたつもりだったが、寝る間際になって腹が空いてきた。

これまでの経験から、長距離を走る場合は前日にカーボンローディングしておかないととたんにパフォーマンスに影響することがわかっている。これを回避するために妻が買っておいたバナナを持参して、早めに補給することにした。(自転車も体もカーボンとは偶然の一致か。。。)

国道の朝里温泉分岐までは46分と順調に来た。温度もやっと初夏らしくなって予報では25度をこすらしい。今日は記録を狙えるかもと淡い期待をもって交差点分岐を左折。とたんに強い向かい風。前に進まない。とほほ。我慢するしかない。

山ではエゾハルゼミが盛んに鳴いている。自宅そばの山林では5月18日に今シーズンの初鳴きを確認したが、その後寒気が入り鳴かず飛ばず。先週日がさしたときにちらりとまた声がしたがそれも沙汰止みとなっていた。この声を聞くと、やっと北海道にも初夏が訪れたのだと思う。

朝里大橋は片側交互通行になっていた。幸い、このあたりになると風も弱まったので問題なく通過。ダム記念館で用をたす。館長さんが声をかけてくれて、「水の補給ができなくて申し訳ない」と言う。保健所の検査で飲用に適さないと言われたのだそうだ。こちらは水を持参しているので影響がないことを申し上げ、お礼をした。

さてここから本格的な登りのスタート。先週ならすいすいと行ったのだが、今日はからだが重い。体重が重いのではなく、日頃の疲れと昨日の食事の影響だろう。集中力が続かず、達成感が薄い。とにかく前に進むことだけを考える。

峠のトンネルを超えて定山渓側の駐車場に入ってバナナを補給。ここまでのタイムは1時間50分。

下りは順調に四ツ峰トンネルまで行く。ここで二回目のバナナ補給。ここからトンネルを幾つか越えていくのだが、場所によって無風であったり、向かい風であったりでなかなか平均速度が上がらない。定山渓に降りて国道230号線に出る。ここまでのタイム2時間30分。3時間30分切りは難しくなってきた。

藤野までは追い風基調がであったが、体が動かなくて風に乗って思うように速度を上げることができない。

結局リザルトは3時間37分49秒。前回より10秒短縮。10秒か。。自宅で遅い昼食を摂る。冷やし中華2.2人分。最初食べきれるか不安だったが、ぺろりと食べてしまった。やっぱりエネルギー不足だったのだろう。

Circlotron with GaN サークロトロン完成2017年05月29日 21時35分24秒

サークロトロンの可能性は確認できたのだがスイッチング電源が足を引っ張っていることが明らかになったので、リニア電源で作り直すことにした。まずは電源回路の説明。

トランスはRSオンラインで見つけた一個1500円のもの四個使用する。一次側が230V、二次側が15V 40VAが二回路ある。実際には1次側に200Vを入力して、平滑後の出力電圧は20Vであった。

整流ダイオードはInfineonのIDH16G65C5を八個。平滑回路はチョークインプット型とする。そのチョークコイルにはファインメットノイズフィルタとして売っているFM03D382MPFを投入。コモンモードコイルとして使うのではなく、接続を変更して、普通のノーマルモードコイルとして使う。実測では31mHとなった。

サークロトロンは平滑回路の電解コンデンサに音声電流がそのまま流れる。なので手を抜きたくない。KEMET(旧RIFA)の22000uF/63Vを起用した。図体が大きくシャーシの大部分を専有してしまうほど存在感がある。スタッド端子はマイナス極となるので、そのままシャーシに載せられない。絶縁処理を忘れてはならない。

Circlotron サークロトロン実装風景2017年05月29日 22時04分33秒

アンプの初段部分は部品点数が少ないので実にコンパクトになって、拍子抜けがするほどである。こんなもので本当に音が出るのかと疑いたくなる。

終段はGaNのGS66502Bである。実を言うと放熱器にどのように装着するか頭を悩ました。前回のように簡単にネジ止めしたのでは、放熱効果に不安が残るので改善が必要だった。それからもうひとつ理由があって、素子自体が盛大に振動する。これをなんとかしたい。

結局1.5mmのアルミ板を切り出し、二本のネジを使ってGaNを上面から押さえつける形にした。その際、アルミ板が素子や変換基板に接触して思わぬ事故にならないように、ガラス絶縁テープを要所に貼っておく。やってみるとこれは良い方法だった。ただ、1.5mmではネジを締め付けていくと変形してしまい今ひとつ信頼性に欠ける。2mm以上の厚さがほしいところだ。もっと理想を言えば真鍮角棒が良いと思う。

終段のアイドリング電流はいまのところ600mAに抑えてある。放熱器がほんのりと暖かくなる程度で、まだまだ余裕がありそう。1Aまで上げられるかもしれないが、現状で長期安定性を確認してからにしよう。

全体の様子。通電して出力端子のドリフトを測定するとスイッチオン後、数秒で±5mV以内に落ち着く。その後も数mVの変化なので、非常に安定している印象である。