Mac M1に交替2024年04月02日 22時06分39秒

いまからおよそ30年前、Windowsマシンの波は、それまで自社OSで頑張ってきたわが職場にも及び、とうとうマイクロソフトの軍門に下ることとなった。ところがマイクロソフト社も世の習わしどおりに秘密主義を貫き、おかげでこちらは右往左往するばかりで大いに苦労した。そのうえ使っていても所詮Macの二番煎じでまったく楽しくない。それ以来、マイクロソフト社には嫌気がさし、さっさとMac乗り換えた。

最近のApple社は大きくなりすぎて「どうかな」と思ってしまうが、あの頃は出てくる商品に技術と芸術、そして感性が見事に融合した姿を見ることができ、まぶしささえ感じたものである。それ以来のMac派である。

ところで、わが書斎のマシンはMac mini2011で、贅沢を言わなければ私にはこれで十分用が足りる。が、しかし、今回初めてe-Taxと呼ばれる確定申告をネットで行おうとしたら、国税庁は古いOSには見向きもしておらず、まったく手も足も出ないという状態になった。スマホがあるだろうとおっしゃるもしれないが、私の持っているのはこれまたiPhone5Sでガラ携に毛が生えたような機種。これも使えない。妻のiPhoneを借りてなんとかやり遂げたのだが、小さな画面に目をこらしながら文字を入力するのにはほとほとまいった。
ここまでくると「新しい商品を買いなさい」という国策ではないかと勘ぐりたくなるが、なんとも情けない。
妻に相談したら、「それでは私の使っているMac mini M1とあなたたのと交換してもよろしい」というご託宣。思わず妻に後光が差したかと思った。

ということで昨日、マシンの交換作業を行った。
Macの移行アシスタントを使えば比較的簡単に作業ができる。ただしWifi経由はお勧めしない。作業時間20時間弱と表示されたのに驚いて、すぐに有線LANに切り替えた。こちらはおよそ1時間で終了。わがマシンは2階リビングで余生をすごすこととなった。(写真参照)

さてM1マシンであるが、必要なアプリが問題なく動くかどうか検証する。
LTSpiceシミュレーターは問題なく動作。
ところがMPLAB X IDEが動かない。起動しようとするとクラッシュする。この件についてMicrochip社のホームページには一切なにも記述なし。さてどうするか。この続きはまた別の欄で。