MUSES72323電子ボリューム 見直し2023年10月30日 20時21分26秒

MUSES72323電子ボリュームのその後。聴いているうちに徐々に違和感を感じるようになった。いつものことだが、ここから本当の開発が始まる。

症状としては、高いところに緊張感を感じることと、音が期待したようには弾まず、聴いていて楽しさがないのだ。
さて原因は何か。まずはGaN SEパワーアンプを疑った。NFB量を変更したり、カソードフォロワーの負荷をチョークからVAR抵抗に変えたり。確かに効果はあった。しかし依然として緊張感が取れない。

こうなると電子ボリューム側に問題があると考えなければならない。さてどこだろうか。風呂に入りながら、トイレに座りながら、はたまたフトンに横になりながら考える。おもしろいことに、一生懸命考えているときではなく、ふと気を緩めたときに正解にたどり着くことがある。

MUSES72323の出力はパラ接続したAI-4741のバッファに続き、これで入力インピーダンス200Ωのトランスをドライブする。

果たしてこの構成が適切なのか。AI-4741をバッファに使ったのは、手元に大量にあったからで、本当にうまく動作するかは実験していない。シミュレーションでは問題がないことを確認しただけ。

ここに問題があるのではないか。このことを確かめるためには、バッファをはずして、電子ボリュームの出力を直接パワーアンプに接続する。インピーダンス不整合によって音が変になる可能性はあるけれど、やってみる価値がある。

で、実際にやってみた。驚いた。少々音量が小さくはなったが、実に素晴らしい音に変貌した。この音を待っていた。

問題はバッファにあった。ではバッファ無しで済ませるか。しかし音量ボリュームをマックス(減衰量0dB)にしても、音が小さすぎる。やはりバッファは必要のようだ。

さてどうするか。ここはやはり真空管を使いたい。
この項続く(おそらく)。

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