Circlotron2 その12 頻発するトラブルに再び挫折 ― 2019年03月25日 20時30分13秒
前回、予備的完成となんとも中途半端な題で経過を報告した後で、実はいろいろトラブルに見舞われ、いったいどうなっているのかと一時はさじを投げようかとさえ思うことがあった。
ひとつひとつブロックごとに動作試験を行い、問題ないことを確認し、全体をまとめ上げて本体のスイッチを入れる。そんなふうに基本に忠実に作業してきたつもりだった。それなのに、うまく動かないとは。。一ヶ月以上も内臓をさらしたままのCirclotorn2が痛々しく見える。
長い話を短くすれば、トラブルの原因はいくつかあった。しかし結局ところ致命的な原因はDN2540にあったことが今日判明した。
掲載の回路図は、DN2540による定電流回路である。シミュレーションではまったく問題がない。
異常動作するND2540をはずしてブレッドボードの定電流回路に接続して動作試験を行う。これが不思議なことに正常なときもあれば異常になることもある。正常であれば電流は2mAなのに、異常時は33mA流れる。何が正常と異常を分けているのか。今わかっているのはR9の値にあるらしいということ。R9=0であればまったく問題ない。ところが27Kから100Kと大きくしていくと、異常な動作となる。
ゲート抵抗を入れないときは全く気がつかないのだが、このMOSFETは故障していたのだ。よく見るとゲートリーク電流が盛大に流れているorz
壊れた原因なのだが、本体に組み込むときに電解コンデンサにチャージされていた電荷を抜くのを忘れてはんだ付けしてしまい、異常電圧がかかったものと推測。ようは自分のミスである。先人はきちんとG-S間にツェナーを入れるよう指導しているではないか。
手もとにはもうDN2540はなくなった。カスコード接続を諦めて元に戻すか、それともいっそのこと他のトポロジーで行くか迷う。
とりあえず代替のMOSFETを探したところ、InfineonのBSS169が見つかった。いまMouserに発注したところなので、来週あたり入手となるだろう。
これで一連のトラブル騒動に終止符を打ち、昨年5月頃から始まったCirclotron2 プロジェクトに一区切りをつけたと心から願っている。
ひとつひとつブロックごとに動作試験を行い、問題ないことを確認し、全体をまとめ上げて本体のスイッチを入れる。そんなふうに基本に忠実に作業してきたつもりだった。それなのに、うまく動かないとは。。一ヶ月以上も内臓をさらしたままのCirclotorn2が痛々しく見える。
長い話を短くすれば、トラブルの原因はいくつかあった。しかし結局ところ致命的な原因はDN2540にあったことが今日判明した。
掲載の回路図は、DN2540による定電流回路である。シミュレーションではまったく問題がない。
異常動作するND2540をはずしてブレッドボードの定電流回路に接続して動作試験を行う。これが不思議なことに正常なときもあれば異常になることもある。正常であれば電流は2mAなのに、異常時は33mA流れる。何が正常と異常を分けているのか。今わかっているのはR9の値にあるらしいということ。R9=0であればまったく問題ない。ところが27Kから100Kと大きくしていくと、異常な動作となる。
ゲート抵抗を入れないときは全く気がつかないのだが、このMOSFETは故障していたのだ。よく見るとゲートリーク電流が盛大に流れているorz
壊れた原因なのだが、本体に組み込むときに電解コンデンサにチャージされていた電荷を抜くのを忘れてはんだ付けしてしまい、異常電圧がかかったものと推測。ようは自分のミスである。先人はきちんとG-S間にツェナーを入れるよう指導しているではないか。
手もとにはもうDN2540はなくなった。カスコード接続を諦めて元に戻すか、それともいっそのこと他のトポロジーで行くか迷う。
とりあえず代替のMOSFETを探したところ、InfineonのBSS169が見つかった。いまMouserに発注したところなので、来週あたり入手となるだろう。
これで一連のトラブル騒動に終止符を打ち、昨年5月頃から始まったCirclotron2 プロジェクトに一区切りをつけたと心から願っている。
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