自転車日誌2021年07月16日 21時27分45秒

7月5日と6日、我が母校の先生による最終講義がオンラインで行われた。印象的だったのは、「50年間、同じテーマに取り組んできて、やっと少しわかってきた」という発言。御大にしてこのおことばである。まして我ら凡人はいかんせん。2時間の講義が6回の予定であったが、最後の回は力尽きてパスしてしまった。あとで録画を拝見する。

ということで5日は自転車無し。
その代わり、この週は小林峠を三回攻める。

続く12日、妻から「隣との境界付近にマムシがいるらしいので不安だから、家にいて庭の草取りをして」とのことばがあり、午前中ひさしぶりに草取りに励む。どこにマムシがいるかと思ったら、隣家の石垣の水抜きパイプの中に鎮座している。隣家は事情があって無人。昨年マムシが出たときは、突っついても全く動く気配がなく、安心して処理できたが、今回はそうもいかないようだ。様子を見ることにした。

午後はどうしようかと思っていたら、妻からお許しが出たので、朝里峠に向かった。ただし今日は夕食当番で、早めに戻る必要があるため、峠で引き返すというコースにした。
登り始めて最初は調子が良かった。しかし魚止めの滝を過ぎたところで急に力が入らなくなった。その原因。午前中に暑い中で草むしりをしたときに水分不足になっていたらしい。走っているときには補給に気をつけていたつもりでも、乗る前から不足しているような場合はもう手遅れ。その日は、寝るときまで軽い頭痛が続いた。

帰りは、久しぶりに朝里温泉側の下りを楽しむ。いつもならこの下りでは涙目になって実に困るシーンなのに、今回はまったく問題なし。今シーズンから新しくなっためがねの効果である。
フレームは少々重いけれど、無理にきついカーブのレンズを使っていないので視界は問題なく、風の巻き込みも少ない。総合的にはこれを買ってよかったと思う。
家に帰って、マムシはどうなったかとみたら、パイプの中は空っぽ。そこへ、反対隣の若奥様がやってきて旦那さんが処理したのだと、やや自慢げに報告してくれた。こちらは丁寧にお礼を申し上げ、妻は後から雷電スイカを買ってお届けした。

13日は小林峠へ。14日は通常の通勤コース。さすがに連日走っていると疲れがたまってパフォーマンスが落ちる。15日は休養日として、妻が町中にある手芸屋さんでカーテン生地を買いたいというので、運転手を務める。この手芸屋さんが入っているビルは、まさに「昭和」の雰囲気そのままで、いまや貴重な存在。いつまでも残っていて欲しい。

帰ってきてから、シングルスピード・バイクのサドルを改造することに。このサドル、カーボン製で実に軽い。それは良いのだが、表面がつるつるでお尻の収まりが悪い。主に市内を走るという目的で作ったバイクなので、こんなものと思って我慢してきたけれど、やはり気になる。
ネットで検索すると、同じような不満を持っている方がおられ、いろいろな処置が提案されている。
手芸屋さんに寄ったときに革の端切れを売っているのを見つけたので、安かったら買おうと思ったけれど、意外に高いのでやめた。

家に戻るとスエード風の合皮布がある。これを使うことにする。これには曰くがあって、結婚したときに妻を説得して買ったアナログプレーヤーYAMAHA GT-2000の吸着プレートに同梱されていたもの。あれから36年経って、まさかこんな用途に使われるとは思いもしなかった。完成写真がこれ。
よく見ると、端が黒く少し欠けたところがある。いつか半田ごてで焦がした痕である。
今日、小林峠を走りながら感触を確かめたところ、実に良い。滑りにくくなったうえに、こんな薄い布きれ一枚でもクッションの役割を果たしてくれて、快適度が上がる。

なお、サードルへの接着には両面テープとセメダイン・スーパーXを使った。何かあっても元には戻せない。自己責任で。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://john.asablo.jp/blog/2021/07/16/9398768/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。