DACの出力トランス ― 2014年09月25日 15時08分47秒

妻が使っているパイプオルガンの音源はHauptwerk社から購入したものである。実際のオルガンを録音してサンプリングしたものなので、実にリアルである。オーディオシステムが良くなればなるほど、そのリアルさがよくわかってくる。
音源はMacに搭載されていて、USB経由でDDCに入り、FN1242Aでアナログに変換される。IRF610のバッファを介した後にトランスから出力される。パワーアンプはCounterpoint SA-12(大幅改造)である。
その妻から「音が悪くて練習に身が入らない。なんとかして」というクレームが来た。どこに原因があるのか、思い当たるところはあった。DACの出力トランスである。
実は、ES9018からFN1242Aに変更した際に、タムラのTF-3に入れ替えたのだ。そしてそれまで使っていたPO400601は、我がシステムに来てもらった。TF-3でも妻のシステムでは十分だろうと思ったのである。ところが、これがいけなかった。結局、全体の足を引っ張ることになってしまった。
対策はどうするか。PO400601は、ずば抜けて高い性能をもったトランスで、これに戻すしか方法がない。某所で使っている音響調整卓からはずすことにした。しかし、それでは調整卓が機能しなくなるので、代わりにTF-3と入れ替えた。幸い、音響調整卓が使われているところは音質が問われる場所ではないので、問題はなかった。
早速、妻のDACからTF-3をはずしPO400601をインストール。出てきた音を聞いた妻が感激した。その勢いで、音量調整に使っていたコスモスのボリュームをやめて、23ステップのアッテネーターに入れ替えた。VishayとDALE抵抗を使っている。
これでますます音が良くなった。妻も、練習に力がはいると言ってくれた。
その音響調整卓だが、11年前、偶然のように我が家にやってきたものである。何年もある建物の廊下に放置されていて、管理者がもう捨てるしかないねと言っていたのを私がたまたま聞いていて、それではもったいないので譲ってほしいと願いでたのがきっかけだった。相手も処分に困っていたので喜んで譲ってくれた。
もとはラジオ放送用の番組収録に使わていたもの。使われているCR類はそれほど高価なものではないが、基幹部品は別格である。さっすがプロ用とうなってしまう。
例えばICは、HarrisのHA-4741のセラミックパッケージ。作られた当時、信頼性と音質では最高のものだったはず。一説によれば、かのMark Levinsonのアンプにも使われてICだとか。
いまさらながら、すごい価値あるものをロハで頂いてしまったことに驚いている。
音源はMacに搭載されていて、USB経由でDDCに入り、FN1242Aでアナログに変換される。IRF610のバッファを介した後にトランスから出力される。パワーアンプはCounterpoint SA-12(大幅改造)である。
その妻から「音が悪くて練習に身が入らない。なんとかして」というクレームが来た。どこに原因があるのか、思い当たるところはあった。DACの出力トランスである。
実は、ES9018からFN1242Aに変更した際に、タムラのTF-3に入れ替えたのだ。そしてそれまで使っていたPO400601は、我がシステムに来てもらった。TF-3でも妻のシステムでは十分だろうと思ったのである。ところが、これがいけなかった。結局、全体の足を引っ張ることになってしまった。
対策はどうするか。PO400601は、ずば抜けて高い性能をもったトランスで、これに戻すしか方法がない。某所で使っている音響調整卓からはずすことにした。しかし、それでは調整卓が機能しなくなるので、代わりにTF-3と入れ替えた。幸い、音響調整卓が使われているところは音質が問われる場所ではないので、問題はなかった。
早速、妻のDACからTF-3をはずしPO400601をインストール。出てきた音を聞いた妻が感激した。その勢いで、音量調整に使っていたコスモスのボリュームをやめて、23ステップのアッテネーターに入れ替えた。VishayとDALE抵抗を使っている。
これでますます音が良くなった。妻も、練習に力がはいると言ってくれた。
その音響調整卓だが、11年前、偶然のように我が家にやってきたものである。何年もある建物の廊下に放置されていて、管理者がもう捨てるしかないねと言っていたのを私がたまたま聞いていて、それではもったいないので譲ってほしいと願いでたのがきっかけだった。相手も処分に困っていたので喜んで譲ってくれた。
もとはラジオ放送用の番組収録に使わていたもの。使われているCR類はそれほど高価なものではないが、基幹部品は別格である。さっすがプロ用とうなってしまう。
例えばICは、HarrisのHA-4741のセラミックパッケージ。作られた当時、信頼性と音質では最高のものだったはず。一説によれば、かのMark Levinsonのアンプにも使われてICだとか。
いまさらながら、すごい価値あるものをロハで頂いてしまったことに驚いている。
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